折りたたみ自転車はコンパクトに収納でき、輪行や通勤など様々なシーンで活躍します。しかし検索すると「買ってはいけない」という言葉が多く目につき、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
「折りたたみ自転車 やめたほうがいい」と言われる理由には、激安品の安全性問題、小径ホイールの走行特性の限界、重量と持ち運びのギャップなど、購入前に知っておくべき注意点があります。一方で使い方さえ間違えなければ、折りたたみ自転車は他の自転車にない大きなメリットも持っています。
この記事では、折りたたみ自転車が「買ってはいけない」と言われる具体的な理由を整理した上で、後悔しない選び方やメーカー・予算の目安についても詳しく解説します。購入前にぜひ読んでいただきたい内容です。
- 1万〜2万円台の激安折りたたみ自転車は安全性に深刻な問題があり、最低でも3万円以上の予算が必要とされています
- 小径ホイールは速度維持が苦手で長距離には不向きです。片道5km以内の街乗りが主な用途として向いています
- 輪行で持ち運ぶなら重量10kg以下が目安で、12〜15kgは苦行レベルとの報告があります
- DAHON・Tern・BROMPTONなど信頼できるメーカーから選び、変速ギアや重量などのスペックを事前に確認することが重要です
折りたたみ自転車が「買ってはいけない」と言われる理由
- 激安モデルは安全性に問題があり、危険な場合もあります
- 小径ホイールには速度維持・安定性・段差への弱さという特性があります
- 重量が重すぎると輪行や持ち運びで後悔することになります
- メンテナンスの手間が多く、カスタマイズにも制限があります
- 折りたたみ自転車が向いていない使い方があります
激安モデルの安全性問題と最低限必要な予算

折りたたみ自転車を探している来店客の約70%は、1万〜2万円台の激安モデルをイメージしているとの報告があります。「タイヤが小さい自転車は安い」「折りたたみだからもっと安いはず」という思い込みが背景にあるようです。
ホームセンターや通販サイトでは1万円台で販売されているモデルが実際に存在します。しかし、こうした激安品には複数の深刻な問題が指摘されています。まず、折りたたみ機構の強度不足として可動部分が錆びたり壊れやすいとの報告があります。パーツの質に関してもブレーキの利きが悪い・タイヤがすぐパンクするという声が挙がっています。重量面では20kg前後あり持ち運びが困難なモデルも存在し、故障した際のアフターサービスも期待できないとのことです。
なぜ1万円台の価格が問題なのかというと、折りたたみ自転車は通常の自転車に比べて折りたたみ機構という複雑な構造が追加されており、同等クラスの通常自転車よりも約1.5倍の製造コストがかかるとされているためです。1万円台での販売自体が不自然と言えます。
過去には走行中に折りたたみ自転車のフレームが急に折れるという事故が報道されたこともあるとのことで、安全性の問題は決して軽視できません。激安品は折りたたみ機能がイマイチで、使わないうちに錆びついて折りたためなくなるという指摘もあります。
安全のための最低予算は3万円以上とされており、自転車専門店では4〜5万円前後以上が目安との報告もあります。予算を削りすぎると、折りたたみ自転車としての機能を果たせないばかりか、安全面でのリスクを抱えることになります。
小径ホイールの走行特性——速度維持と安定性について

折りたたみ自転車のタイヤサイズは14〜20インチが主流です。この小径ホイールには、速度維持・安定性・段差への強さという点で独自の特性があります。
速度維持が難しい点については、ホイールが小さいほど慣性が弱くなるためです。大きなコマより小さなコマの方が早く止まるイメージと同じで、走り出してもすぐにスピードが落ちてしまいます。速度が落ちやすいということは、それを補うために常にエネルギーを使い続けることになり、疲れやすさにつながります。結果として長距離走行では不利になるとのことです。
安定性についても、ホイールベースが短いためふらつきやすいという特性があります。段差の面では路面の凹凸を拾いやすく、衝撃が大きくなりがちです。長距離には不向きで、疲労が蓄積しやすいことも報告されています。適切な使用距離の目安は片道5km以内(約20分)とされています。
一方で、速度に関しては朗報もあります。思いっきりペダルを漕いだときの最高速度はロードバイクとあまり変わらなかったという実測比較の報告があります。加速性能については、むしろ折りたたみ自転車の方が高い場合があるとのことです。慣性の弱さは速度維持では不利ですが、スピードを上げる際には有利に働くためです。信号の多い街中でのストップアンドゴーが多い環境では、この加速性能の高さが活きてくると報告されています。
重量と輪行——持ち運びで後悔しないための目安

折りたたみ自転車の平均重量は13〜15kgとされています。「折りたためる」という機能だけに注目して購入し、実際の輪行場面で重さに後悔するというケースが少なくないようです。
輪行で電車移動する場合、輪行袋に入れた自転車を担いで改札からホームへ向かう必要があります。キャスターなどを使って転がしての輪行はJR東日本等で禁止とされているためです。大きな駅では担いで移動する距離が長く、乗り換えが重なるほど負担が増します。
重量別の快適度については次のような報告があります。10kg以下の場合は快適で、女性や体力に自信のない方でも比較的楽に持ち運べるとのことです。10〜12kgはやや重く、一般的な体力のボーダーラインとの報告があります。12〜15kgは苦行レベルで、乗り換えが多いと地獄との報告もあります。15kg以上になると輪行は事実上かなり大変で非推奨とされています。
つまり12kg以下が「普通の人」にとって現実的な上限と考えるのが妥当とのことです。持ち運びを重視するなら10kg以下のモデルを選ぶことが推奨されています。ただし軽量モデルは価格が高くなる傾向があり、5万円以上が目安とされています。
また注意が必要な点として、輪行時の総重量は自転車本体だけではありません。輪行袋本体・工具・予備チューブなどの重さも加算されるため、購入前にこれらを含めたトータルの重量を想定しておくことが大切です。
メンテナンスの手間とカスタマイズ制限

折りたたみ自転車は可動部分が多いため、通常の自転車よりもメンテナンス頻度が高くなるとされています。具体的には、可動部分にゴミが溜まりやすく、ヒンジ部分が錆びやすいという特性があります。定期的な注油や、ネジの緩みチェックが必須との指摘もあります。
激安品では使わないうちに錆びついて折りたためなくなるという報告もあり、折りたたみ機能を維持するためには適切なメンテナンスが欠かせません。
カスタマイズの面でも制限が多いことが指摘されています。前カゴを取り付けると折りたためなくなるため取り付けが困難との報告があります。チャイルドシートも取り付けられないとのことです。大型のリアキャリアも使えないとの指摘があり、荷物を多く運びたい場合は不便を感じることがあります。また、泥除けが標準装備されていないモデルが多く、雨天走行を想定している場合は購入前に確認が必要です。
通勤や買い物での荷物運搬を主な用途として考えている場合は、これらの制限が購入後の不満につながりやすいため、事前に把握しておくことが大切です。
折りたたみ自転車が向いている使い方とメリット

折りたたみ自転車には、他の自転車にはない大きなメリットがあります。20インチの場合、折りたたみサイズは平均90×60×35cm前後となり、玄関・クローゼット・オフィスのデスク下などで保管できます。これにより、盗難リスクの軽減・雨風による劣化防止・駐輪場代の節約といったメリットが得られます。
輪行袋に入れれば電車・バス・タクシー・飛行機での移動も可能です。公共交通機関で無償輸送できることで、旅行先でのサイクリングや遠方への移動の幅が広がります。また、車のトランクに収納できるため、アウトドアやキャンプでも活用できます。
走行特性の面では、小径ホイールの加速性能の高さから、ストップアンドゴーの多い街中に向いているとの報告があります。ホイールベースが短く小回りが利くため、狭い道や駐輪時にも有利です。
輪行については、慣れれば新しい世界が広がるとの体験報告もあります。最初こそ面倒に感じるかもしれませんが、数回練習すれば手際よくできるようになるとのことです。
後悔しない折りたたみ自転車の選び方
- 信頼できるメーカーと予算の目安を理解することが大切です
- タイヤサイズ・変速・フレーム素材などスペックの確認ポイントがあります
- 輪行を重視する場合は重量とギア比が選択の鍵になります
信頼できるメーカーと予算帯の目安

折りたたみ自転車の歴史は意外にも古く、現在の形が作られたのは1890年代とされています。第一次・第二次世界大戦では自転車部隊や空挺部隊でも使用されていました。現在の折りたたみ自転車市場の基盤は1981年にBROMPTON、1982年にDAHONが発売されたことで築かれたとされています。
現在、信頼できるメーカーとして名前が挙がることが多いのは次の3ブランドです。
DAHON(ダホン)は1982年創業で、世界最大の折りたたみ自転車メーカーとされています。折りたたみ機構の特許を多数保有しており、価格帯は3〜15万円です。人気モデルとしてHit・K3・Boardwalk D7が挙げられています。
Tern(ターン)は2011年創業で、DAHONの創業者の息子が設立したブランドです。スポーティな走行性能が特徴で、価格帯は5〜20万円とされています。
BROMPTON(ブロンプトン)は1981年創業のイギリスブランドで、価格帯は20〜40万円です。折りたたみ時間が約20秒と速いことでも知られています。
その他の信頼できるブランドとしては、HUMMER・Jeep・RENAULT(ルノー)・GIANT・パナソニックなどが挙げられています。
価格帯の目安としては、エントリーグレードが3〜5万円、ミドルグレードが5〜10万円、ハイエンドが10万円以上とされています。アフターサービスがしっかりしている販売店やメーカー公式ショップでの購入が推奨されています。
スペック確認のポイント——タイヤサイズ・変速・フレーム素材

折りたたみ自転車を購入する前に確認しておくべきスペックがいくつかあります。
タイヤサイズについては、20インチがバランス型、16インチがコンパクト型、14インチが超軽量型とされています。なお、ミニベロはタイヤが20インチ以下の自転車を指し、折りたたまない種類も含みます。折りたたみ自転車は折りたたむことができる自転車で、工具なしで3ステップ程度で折りたためるタイプが一般的とされています。ミニベロはフレームが繋がっている分、漕ぐ力を逃さないためよく進むとされており、この点が折りたたみ自転車との違いのひとつです。
変速ギアについては6〜7段が標準で、変速なしは避けることが推奨されています。フレーム素材はアルミ(軽量)・スチール(頑丈で安価)・クロモリ(しなやかな乗り心地)の3種類が代表的です。
折りたたみサイズは保管場所に収まるかどうか事前に確認が必要です。折りたたみ時間は1分以内が理想とされています。泥除けの有無については、雨天走行を想定している場合は必須との指摘があります。
価格帯は3〜5万円(エントリー)・5〜10万円(ミドル)・10万円以上(ハイエンド)が目安とされています。
輪行メインの人が知っておきたいギア比と重量選び

輪行をメインに折りたたみ自転車を活用したい場合、重量とギア比の2点が選択の鍵になります。
ギア比はフロントチェーンリング歯数をリアスプロケット歯数で割った値とされています。ギア比が大きいほどスピード重視・平地向きとなり、ギア比が小さいほどパワー(トルク)重視・坂道向きとなるとのことです。
峠道の多くが斜度5〜12%程度とされており、斜度10%の坂は100m進むごとに10m登る、体感的には壁に近いレベルとのことです。山間部や丘陵地帯にある観光地へのサイクリングを想定している場合、最少ギア比の小さいモデルを選ぶことが重要になります。
重量については、輪行時に自転車を担いで移動する必要があることから、「普通の人」にとって現実的な重量の上限は12kg以下とのことです。また、輪行時の総重量には自転車本体だけでなく、輪行袋・工具・予備チューブの重さも加算されることを忘れてはなりません。軽量であることが輪行の快適さに直結するため、重量を優先して確認することが推奨されています。
折りたたみ自転車の買ってはいけない理由と後悔しない選び方まとめ
この記事のまとめです。
- 折りたたみ自転車を探している人の多くが1万〜2万円台の激安モデルをイメージしているとの報告があります
- ホームセンターや通販で1万円台のモデルが存在しますが、安全性に深刻な問題があるとされています
- 激安品では折りたたみ機構の強度不足・粗悪なパーツ・重量過多・アフターサービス不在という問題が指摘されています
- 折りたたみ自転車は通常の自転車より約1.5倍の製造コストがかかるとされており、1万円台の販売価格は不自然です
- 走行中にフレームが急に折れる事故が報道されたこともあるとのことで、安全予算は最低3万円以上が目安です
- 小径ホイール(14〜20インチ)は慣性が効きにくく速度維持が苦手で、長距離走行には不向きとされています
- 折りたたみ自転車の適切な使用距離は片道5km以内(約20分)が目安とされています
- 輪行時は自転車を担いで改札からホームへ移動する必要があり、12〜15kgは苦行レベルとの報告があります
- 持ち運びを重視する場合は10kg以下のモデルが推奨されており、軽量モデルは5万円以上が目安とされています
- 可動部分が多いため定期的な注油・ネジ緩みチェックなど、通常の自転車より高いメンテナンス頻度が必要です
- 前カゴ・チャイルドシート・大型リアキャリアの取り付けに制限があり、泥除けが標準装備されていないモデルも多いです
- 信頼できるメーカーとしてDAHON(3〜15万円)・Tern(5〜20万円)・BROMPTON(20〜40万円)が挙げられています
- タイヤサイズは20インチ(バランス型)・16インチ(コンパクト型)・14インチ(超軽量型)から用途に合わせて選ぶことが推奨されています
- 輪行メインで使う場合は重量12kg以下・坂道対応のギア比を両方確認することが重要とされています
- 折りたたみ自転車は収納性・輪行・加速性能など他の自転車にはないメリットがあり、用途を明確にして選べば後悔しない一台が見つかります

