自転車のルート検索アプリ選び方ガイド|無料で使えるおすすめ4選を比較

自転車のルート検索アプリ選び方ガイド|無料で使えるおすすめ4選を比較

目的地まで自転車で向かおうとしたとき、「どのルートが一番走りやすいだろう」と迷った経験はないでしょうか。慣れた道であればなんとかなっても、初めて走る道や長距離のサイクリングでは、ルートの見当がつかないまま走り出すのは不安なものです。

そんなときに力を発揮するのが、自転車のルート検索アプリです。出発地と目的地を入力するだけで自動でルートを探してくれるだけでなく、サイクリング中に現在地を知らせてくれる機能や、近くの休憩スポットを案内してくれる機能を持つものもあります。坂道が少ないルートや車の交通量が少ない道を選べるアプリもあり、移動の効率や快適さが大きく変わります。

ただし、一口に「自転車ルート検索アプリ」といっても、搭載機能や対応エリア、無料・有料の範囲はアプリによってかなり異なります。「使ってみたら必要な機能が有料だった」「自分の地域では自転車ルートが表示されなかった」といったことを避けるためにも、選ぶ前に各アプリの特徴を把握しておくことが大切です。

この記事では、無料で使える自転車ルート検索アプリとして代表的な4つ——自転車NAVITIME・Googleマップ・Yahoo! MAP・ゼンリンいつもNAVI——を取り上げ、機能や使い勝手を比較します。アプリ選びのポイントも合わせて解説しますので、自分に合ったアプリを見つける参考にしてください。

この記事のポイント
  • 自転車ルート検索アプリを使うと坂道回避や交通量の少ない道の選択が可能になり、快適な移動につながる
  • スマホナビアプリとGPSナビデバイスにはそれぞれ特徴があり、日常利用ならスマホアプリが手軽でおすすめ
  • アプリ選びで確認すべき機能はベースマップ・サイクリングロード検索・経由地設定・高低差表示・料金体系の5つ
  • 自転車NAVITIME・Googleマップ・Yahoo! MAP・ゼンリンいつもNAVIの4アプリはそれぞれ強みが異なる
目次

自転車ルート検索アプリを選ぶ前に知っておきたいこと

  • ルート検索ツールを使うと自転車移動が快適になる理由
  • スマホナビアプリとGPSナビデバイスの違いを知ろう
  • 自転車ルート検索アプリを選ぶときに確認したい機能5つ
  • 無料でどこまで使える?アプリの料金体系を解説

ルート検索ツールを使うと自転車移動が快適になる理由

ルート検索ツールを使うと自転車移動が快適になる理由

自転車でのルート検索ツールを活用すると、移動の効率が大幅に向上します。特に知らない土地での移動や長距離サイクリングの際に力を発揮し、最適なルートを簡単に見つけられるのが大きなメリットです。

まず、坂道が少ないルートや車の交通量が少ない道を選べるアプリを使うことで、安全かつ快適に走行できます。急な上り坂が続くルートを避けられるため、体力の消耗を抑えながら移動できます。

また、リアルタイムの交通状況を考慮したルート案内ができるツールもあり、時間の節約にもつながります。地図を見ながら自分でルートを考える手間がなくなるため、走ることに集中できます。

さらに、ルートの事前確認ができるため、道に迷うリスクが減ります。ルートの標高や路面状況を事前に確認できるアプリもあるとのことで、適切な装備や計画を立てる際に役立ちます。たとえばサイクリング計画を立てるときに目的地までの距離・所要時間・標高差を考慮して無理のないスケジュールを組めるのは、大きな安心感につながります。

一方で注意点もあります。GPSを使用するためバッテリーの消耗が早くなりやすいとの報告があり、長距離走行の際はモバイルバッテリーを持参することをおすすめします。

スマホナビアプリとGPSナビデバイスの違いを知ろう

スマホナビアプリとGPSナビデバイスの違いを知ろう

自転車のルート案内に使えるツールは大きく2種類あります。スマートフォンにダウンロードして使う「スマホナビアプリ」と、自転車専用の「GPSナビデバイス」です。それぞれに特徴があり、用途や予算に合わせて選ぶことが大切です。

スマホナビアプリの最大のメリットは、普段使っているスマホにダウンロードするだけという手軽さです。マップ表示・ルート案内・走行データ管理などの機能を無料、または低コストで体験できます。追加の機器購入が不要なため、初めてルートナビを試してみたい方に向いています。

一方、自転車用GPSナビデバイスは豊富なルートパターンと精密な地図情報が強みです。ただし、数千円から数万円の費用がかかります。本格的なサイクリングやロングライドを楽しむ方には選択肢に入りますが、日常的な通勤・通学・買い物などの移動であれば、まずは手軽に導入できて費用が最小限で済むスマホナビアプリから始めるのがよいでしょう。

この記事で紹介する4つのアプリはいずれもスマホナビアプリで、基本機能は無料で使えます。自転車ルート検索を初めて試す方にとって、手軽に使い始められる選択肢です。

自転車ルート検索アプリを選ぶときに確認したい機能5つ

自転車ルート検索アプリを選ぶときに確認したい機能5つ

アプリを選ぶ前に、以下の5つの機能を確認しておくと失敗が少なくなります。

1. ベースマップ

サイクリングロードなどが地図上に表示されるかどうかを確認します。自転車専用道路やサイクリングロードが地図上で見えると、ルートを組み立てやすくなります。

2. 交通手段の選択肢

ルート検索の交通手段として「自転車」を選べるかどうかが基本条件です。自転車に対応していないアプリでは、徒歩や車のルートが表示されてしまい、実際の走行に適さないことがあります。

3. サイクリングロードを含めたルート検索

サイクリングロードを優先したルートを検索できるかどうかも重要です。サイクリングロードを積極的に使いたい方にとっては、この機能の有無が大きな差になります。

4. 経由地の設定

途中の目的地(休憩スポットや立ち寄り先)を経由地として設定できるかを確認します。観光やポタリングでは複数地点を回りたいケースが多く、経由地設定があると計画を立てやすくなります。

5. 高低差の表示

ルートの高低差がわかると、坂道の多い区間を事前に把握できます。体力に合わせたルート選びや、電動アシスト自転車のバッテリー消費の見当をつける際にも役立ちます。

このほかに、雨雲レーダーや音声ナビゲーション、混雑状況の表示なども利便性に関わる機能です。自分の使い方に合わせてチェックしてみてください。

無料でどこまで使える?アプリの料金体系を解説

無料でどこまで使える?アプリの料金体系を解説

自転車ルート検索アプリは、基本的に無料で利用できるものが多いです。ただし、一部のアプリでは追加機能を利用する場合に有料プランへの加入が必要になります。

4アプリの料金体系の概要は次のとおりです。

Googleマップは課金要素がなく、無料で使えます。ルート検索・経由地追加・ナビ機能も無料で利用できます。

Yahoo! MAPも基本機能は無料で使えます。ルート検索や地図閲覧は無料で利用できます。

ゼンリンいつもNAVIは、電車・バスの時刻表や乗換案内などは無料で使えますが、車や自転車を使った移動のナビ機能は有料プランへの加入が必要です。経由地の設定は無料版でも可能です。

自転車NAVITIMEは月額の有料プラン(プレミアムコース)が前提のアプリですが、無料でも推奨ルートのルート検索や高低差グラフの確認、音声ナビ(月1回まで)といった基本機能を使えます。7種類のルートパターンや音声ナビの無制限利用、走行ログの保存などはプレミアムコースへの登録が必要です。

まずは無料の範囲で試してみて、より高度な機能が必要になったときに有料プランへの移行を検討するのが自然な流れです。

無料で使えるおすすめ自転車ルート検索アプリ4選を比較

  • 自転車NAVITIME|サイクリングに特化した本格派ナビ
  • Googleマップ|手軽に使える定番の万能マップ
  • Yahoo! MAP|シンプルな設計で初心者でも迷わない
  • ゼンリンいつもNAVI|国内地図の信頼性が高い安心の選択肢

自転車NAVITIME|サイクリングに特化した本格派ナビ

自転車NAVITIME|サイクリングに特化した本格派ナビ

自転車NAVITIMEは、サイクリングに特化したナビゲーションアプリです。地図にはゼンリン地図を採用しており、全国のサイクリングロードを地図上で確認できます。

ルート検索では、自転車が通行可能な道路だけを使ったルートを検索できます。未舗装の道路や立ちゴケしやすい急左折、車通りの多い道を回避するよう設計されており、安全な走行ルートを提案してくれます。走行速度を設定して正確な所要時間を確認できる点も便利です。

ルートの種類は無料でも推奨ルートが利用でき、プレミアムコース(有料)に登録すると「距離が短い」「坂道が少ない」「坂道が多い」「大通り優先」「裏通り優先」「サイクリングロード優先」の合計7種類のルートを使い分けられます。

高低差グラフ機能では、ルートの起伏を山の断面図のようなグラフで確認できます。坂道の勾配が一目でわかるため、体力に合わせたルート選びができます。

その他の機能としては、走りたい距離を指定すると距離に応じたサイクリングルートを最大4ルート提案してくれる「周遊ルート」機能があります。速度・最高速度・走行時間・走行距離・消費カロリーをリアルタイムで表示する「サイクルコンピューター」機能も搭載されています。

地図上では駐輪場・サイクリングステーション・コンビニ・自転車店・公衆トイレなどのアイコンを表示でき、現在地周辺100kmのスポットをカテゴリごとに検索することも可能です。シェアサイクルの貸出ポートも検索できます。

走行ログ機能では走行ルートや距離・消費カロリー・獲得標高などを記録でき、全ユーザーや年代別のランキングも確認できます(NAVITIME IDの登録またはプレミアムコースへの登録が必要)。

サイクリングに必要な機能が一通り揃ったアプリで、無料範囲でも高低差確認や基本ルート検索が使えます。本格的なサイクリングを楽しみたい方には特に向いているアプリです。

Googleマップ|手軽に使える定番の万能マップ

Googleマップ|手軽に使える定番の万能マップ

Googleマップは、徒歩やバスだけでなく自転車にも対応した万能マップアプリです。課金要素が一切なく、各機能を無料で使えます。

自転車ルートの検索手順はシンプルで、出発地と目的地を入力して交通手段の「自転車」タブを選択するだけです。急坂・トンネル・悪路などを避けたコースや自転車レーンが優先的に表示されます。iOSとAndroid版で操作手順は同じなので、機種を問わず使いやすいです。

デスクトップ版では「自転車レイヤー」を利用でき、緑色のラインが自転車専用レーン、点線の緑色が自転車に優しい道路を示します。衛星画像やストリートビューで実際の道路状況を事前確認できるのも特徴です。

経由地の追加も可能で、複数の立ち寄り先を設定してルートを組むことができます。ルートの青い線をドラッグしてカスタマイズする操作感は直感的です。

一方で、注意点もいくつかあります。まずサイクリングロードを優先したルート検索はできません。また、自転車用ルートが表示されるのは対応エリアに限られており、2020年9月時点の公式ブログ掲載情報によると対応都道府県は東京・神奈川・大阪・愛知・埼玉・千葉・兵庫・北海道・福岡・静岡です。ある検証では京都・宮城・広島・熊本・新潟では自転車用ルートが表示されなかったとの報告があります。

所要時間については、ある検証で200〜300mほどの距離を1分として計算していることがわかっており、時速12〜18kmで計算していると考えられます。速度設定の変更はできません。

写真付きのクチコミや人気店の情報も見られるため、サイクリング途中の立ち寄りスポット探しにも重宝します。対応エリアであれば、手軽に自転車ナビを試すのに最適なアプリです。

Yahoo! MAP|シンプルな設計で初心者でも迷わない

Yahoo! MAP|シンプルな設計で初心者でも迷わない

Yahoo! MAPは「迷わないための地図デザイン」をスローガンに掲げているとのことです。シンプルな操作性が特徴で、地図アプリを初めて使う方でも迷いにくい設計になっています。

地図にはゼンリン地図を採用しており、サイクリングロードなどが地図上に表示されます。ルート検索の交通手段として自転車を選べるため、自転車移動に対応したルートを検索できます。

道路の混雑状況を確認できる機能に加え、雨雲レーダーも搭載しています。サイクリング中に天気が変わりそうなときに雨雲の動きを確認できるのは実用的です。防犯マップや混雑レーダーも利用でき、生活情報ツールとしての用途も広いアプリです。

ただし、サイクリングロードを優先したルート検索はできません。また経由地の設定もYahoo! MAPでは対応しておらず、複数地点を経由するルートを組みたい場合はYahoo!カーナビを使う必要があります。高低差の表示機能もありません。

自転車ルート検索に特化した機能は少ないものの、シンプルで使いやすく、混雑状況や天気情報を合わせて確認したい方に向いています。通勤・通学など毎日の移動で気軽に使うのに適したアプリといえます。

ゼンリンいつもNAVI|国内地図の信頼性が高い安心の選択肢

ゼンリンいつもNAVI|国内地図の信頼性が高い安心の選択肢

ゼンリンいつもNAVIは、地図情報会社の最大手であるゼンリングループが手がけるナビアプリです。ゼンリン住宅地図など独自の機能を搭載しており、国内地図の信頼性が高い点が強みです。

地図にはゼンリン地図を採用しており、サイクリングロードなどが地図上に表示されます。自転車ルートの検索では、自転車が通れるルートを機械的に検索します。ただし、自転車専用道路などを優先する選択はできない仕様です。自転車の推奨ルートは1種類となっています。

ウェブ版では経由地を最大3件まで設定でき、ルート検索後は「ルートの距離」「推定所要時間」「消費カロリー」の目安を確認できます。走行速度を設定して所要時間を検索できる機能もあります。

ルートの登録もでき(PC版ではゼンリン地図ナビのお申込みが必要)、繰り返し使うルートを保存しておくことができます。

一方で、自転車ナビとしての利用は有料プランが必要という点に注意が必要です。電車やバスの時刻表・乗換案内は無料で閲覧できますが、自転車や車でのナビ機能はプレミアム会員登録が前提となっています。方向別の渋滞状況表示も有料会員向けの機能です。

国内地図への信頼性を重視する方や、電車・バスとの乗り継ぎも含めた移動を管理したい方に向いているアプリです。

自転車ルート検索アプリのまとめ

この記事のまとめです。

  • 自転車ルート検索アプリを使うと坂道が少ないルートや交通量の少ない道を選べ、快適な移動につながる
  • ルートの事前確認ができるため、初めての道や長距離サイクリングでも道に迷うリスクを減らせる
  • GPSを使用するためバッテリー消耗が早くなりがちで、長距離走行ではモバイルバッテリーの持参がおすすめ
  • スマホナビアプリは手軽で費用が最小限に抑えられ、日常利用の入門として向いている
  • アプリ選びではベースマップ・サイクリングロード検索・経由地設定・高低差表示・料金体系の5点を確認するとよい
  • 自転車NAVITIMEはサイクリング専用機能が充実しており、高低差グラフやサイクリングロード表示など本格的な機能を求める方に向いている
  • Googleマップは無料で使えるシンプルさが強みで、対応エリア(東京・大阪・愛知など)では手軽に自転車ナビを試せる
  • GoogleマップはiOS・Android問わず同じ操作手順で使えるため、初めてナビアプリを使う方にも取り組みやすい
  • Yahoo! MAPはゼンリン地図ベースでシンプルな設計が特徴で、雨雲レーダーや混雑情報も合わせて確認したい方に便利
  • ゼンリンいつもNAVIは地図情報大手ゼンリンの信頼性が高く、電車・バスとの乗り継ぎも含めた移動管理ができる
  • ゼンリンいつもNAVIは自転車ナビ機能の利用に有料プランが必要で、経由地設定は対応している
  • 自転車NAVITIMEの無料版は推奨ルートの検索・高低差グラフ・音声ナビ(月1回)が使え、まずは無料で試すことができる
  • サイクリングロードを優先したルート検索ができるのは4アプリの中で自転車NAVITIMEのみ(有料機能)
  • 経由地設定に対応しているのは自転車NAVITIME(有料)・Googleマップ・ゼンリンいつもNAVIの3アプリ
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この記事を書いた人

はじめまして、チャリネコです。
子どもから大人まで、きっと誰もが一度は乗ったことのある自転車。
とても身近な乗り物だけど、実は知らないことっていっぱいありませんか?

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