自転車イラストを手書きで簡単に!Mから描く方法と形を整えるコツ

自転車イラストを手書きで簡単に!Mから描く方法と形を整えるコツ

自転車のイラストを手書きで簡単に描くなら、手帳のワンポイントには「Mの形から描く方法」、部品の位置を確かめながら描きたいときには「2つの車輪から始める方法」があります。最初から細かな部品まで再現しようとせず、まずは自転車の大きな形を作りましょう。

ここでは横向きの自転車を中心に、描き始めから仕上げまでを説明します。小さな線画で完成させてもよいですし、慣れたらカゴや荷台、色を加えることもできます。人が乗った絵にしたい場合は、最後に紹介する「人物を先に描く方法」を参考にしてください。

この記事のポイント
  • 手帳向けのMから描く簡単な手順
  • 車輪から組み立てる自転車の基本
  • 位置の見直しと細部の省略
  • 色のアレンジと人物入りの描き方
目次

自転車イラストを手書きで簡単に描く基本手順

手帳のワンポイントなら「M」から描く

手帳のワンポイントなら「M」から描く

小さな自転車をさらっと描きたいなら、文字の「M」を出発点にする方法があります。ジトエスタジオ OSONOが紹介している、手帳やノート向けの描き方です。車輪を先に描く方法とは順番が違い、骨組みになる線を描いてから、最後にタイヤを加えます。

  1. 「M」を描く
  2. 横線を2本加える
  3. Mの上部を少し伸ばす
  4. ハンドルとサドルを描く
  5. タイヤを描いて仕上げる

上へ伸ばす線は、両方を同じ長さにするより、ハンドル側を少し長めにするのが紹介されているコツ。この見本では左側がハンドルです。線を加える位置は、ジトエスタジオ OSONOの手順図と見比べながら進められます。

この方法はリアルな車体を細かく描くためというより、ノートの片隅に添える絵の入り口です。車輪やペダルの位置を一つずつ追いたい人は、続く車輪からの描き方を選んでください。

車輪から描くなら、2つの円と中心の位置を決める

車輪から始める場合は、紙の下のほうに円を2つ、横に並べます。前輪と後輪になる円です。細部を加える前に、2つの円の大きさと並び方を見ておきましょう。CLIP STUDIO TIPSの初心者向け解説でも、最初に車輪の配置と大きさの釣り合いを確かめる手順になっています。

次に、それぞれの円の中心へ点を打ちます。さらに、2つの車輪の間にも点を1つ。この真ん中の点は、イラストレーター・常夏さわやさんの手順では、やや後輪寄りに置き、小さな円で囲みます。あとからサドル側の支柱やペダルを描くときの起点になる位置です。

タイヤの輪郭を表したい場合は、車輪の円に、少し小さな円を重ねます。Easy Draw For Kidsのシンプルな描き方では、大きな円の内側に小さな円を描き、さらに中心部分も小さな円で示しています。外側の丸、内側の丸、中心の位置を分けて考える描き方です。

ここでは、円の中の細かな線まで描く必要はありません。まずは車輪の大きさと位置が決まれば次へ進めます。円や長方形などの大きな形で全体の釣り合いを取り、そのあとに細部を加える、という順番で進めましょう。

フレームをつなぎ、ハンドルとサドルを描く

フレームをつなぎ、ハンドルとサドルを描く

車輪が置けたら、フレームを描きます。フレームは、車輪やほかの部品をつなぐ骨組みの部分。ここでは常夏さわやさんの横向きの自転車の手順をもとに、サドル側とハンドル側の支柱を描き、それらを線でつないでいきます。

まず、車輪の間に置いた小さな円から、斜め上へ線を伸ばしてサドル側の支柱を作ります。前輪側にも、上へ伸びるハンドルの支柱を描きましょう。2本の支柱ができたら、その間に緩やかにカーブする線を2本かけます。前と中央を、橋でつなぐように描く部分です。

サドル側の支柱の上には、少し細い2本線を短く足し、その上にサドルを載せます。小さなイラストとして形を省略するなら、サドルを小さな長方形で表す方法もあります。細かな曲面を描き込む前に、「支柱の上に座る部分がある」という形を作ってください。

ハンドルは、前側の支柱からいったん前へ突き出す部分を描き、そこから後ろへ向かって、太い平仮名の「つ」を描くイメージです。これは常夏さわやさんの見本の形。自転車によってハンドルの形は違うため、別の形にしたいときは描きたい自転車の写真を参考にします。

さらに、サドル側の支柱の上部から、後輪の中心へ向かう斜めの線を加えます。支柱同士をつなぐ部分と、後輪へ下りる部分を、別々に追うのがポイント。線のつながりが分かりにくくなったら、常夏さわやさんの工程図で、描き足す前後を見比べてみてください。

ペダルを加え、線の重なりを整える

ペダルは、車輪の間に描いた小さな円を起点に加えます。中心から外へ伸びる部分を描き、その先にペダルの形を付けましょう。簡単な描き方でも、車輪・フレーム・サドル・ハンドルにペダルが加わると、自転車の主要な部分がそろいます。

常夏さわやさんの解説では、ペダルの角度は好みで決め、地面に届かない短さに描くとされています。ペダルだけを大きく描くのではなく、先に決めた車輪との位置関係を見て長さを調整します。ここでの説明は、絵の形を整えるためのものです。

チェーンも描きたい場合は、ペダル側と後輪の中心部分をつなぐ線を加えます。Easy Draw For Kidsのカートゥーン風の手順では、両者を2本の線でつないで表現しています。小さな線画なら、最初からチェーンの細かな形まで描き込まず、つながる場所を追うところから。

線がつながったら、支柱やサドルの付け根などで、はみ出した線を消して整えます。常夏さわやさんの手順でも、部品を加えながら重なった線を整理しています。カゴや荷台まで描くかどうかは、この基本の形を作ってから決めれば大丈夫です。

手書きの自転車イラストを簡単に整えるコツとアレンジ

うまく見えないときは、部品を足す前に位置を見直す

形が気になるときは、細かな部品を増やす前に、車輪や支柱の位置へ戻りましょう。基本の形で全体の釣り合いを確かめてから描き込む方法は、初心者向けの解説でも勧められています。まず見る場所は、次のように分けられます。

見直す部分確かめる内容
前輪と後輪円の大きさと配置の釣り合い
車輪の中心横向きの基本図では、前後の軸が同じ高さか
Mから描いた支柱見本では、左のハンドル側を少し長く伸ばしているか
ペダル常夏さわやさんの描き方では、地面に届かない長さか

全体を一度に直そうとせず、「車輪だけ」「支柱だけ」というふうに見る範囲を分ける方法もあります。部品ごとに形を捉え、それらを組み合わせる考え方です。サドルの形に迷っているなら、車輪の細部まで同時に描き直さず、まずサドルと支柱のつながりを追ってみましょう。

斜め向きの自転車では、車輪を角度に応じた楕円で描き分ける難しさも加わります。簡単な絵を描きたい段階では、横向きの基本から始めるのがおすすめです。横向きの絵と斜め向きの絵を途中で混ぜず、まずは同じ向きの見本を参考にして形を追ってください。

細部はどこまで描く?シンプルな線画と描き込みの違い

細部はどこまで描く?シンプルな線画と描き込みの違い

簡単な絵にしたいなら、最初の目標は2つの車輪、フレーム、サドル、ペダル、ハンドルです。あおはりさんの解説でも、下描きの段階ではこの程度の部品で十分としています。いきなり実物の部品をすべて描こうとせず、主要な形をそろえるところから始めましょう。

もう少し描き足したいときは、車輪の中の細い線であるスポークなどを加えます。ただし、スポークをすべて描く必要があるわけではありません。お絵かき図鑑の作画解説では、描くところと省くところを分ける方法が紹介されています。

カゴや荷台のある自転車を描きたいなら、それらを追加する方法もあります。常夏さわやさんの工程では、基本の車体に続けて荷台、カゴ、ライトなどを描き、終盤にカゴの網目やサドル下のバネを加えています。大きな部品の形と、その表面の細かな線を、段階を分けて描く流れです。

同じ解説では、網目やバネなどを描くかどうかは画風によるとされています。省けばシャープな印象になりそうで、描けばしっかり描き込んだ感じになる、という違いです。「全部描いたら完成」と決めず、自分が仕上げたい絵に合わせて止める場所を選びましょう。

おしゃれに仕上げたいなら、色やハンドルの形を変える

基本の描き方に慣れたら、ハンドルの形を変えたり、フレームに線を足したりしてみましょう。ジトエスタジオ OSONOも、実際の自転車の写真を参考にしたアレンジを紹介しています。車輪から全部描き直す以外にも、基本の絵をもとに変化を付ける方法があります。

色を付ける場合、Easy Draw For Kidsのシンプルな自転車では、赤と黒を組み合わせる例が挙げられています。どの色にするか迷ったときの一案です。同じページのリアルな描き方では、好みの色を使う仕上げも紹介されているので、配色を一つに固定する必要はありません。

紙との組み合わせを楽しむなら、クラフト紙に黒と白を使う例もあります。ジトエスタジオ OSONOでは、自転車と日記をクラフト紙に描き、絵の一部へ白ペンを使っています。色数を増やす以外にも、紙と線の色を組み合わせる仕上げ方です。

一方、実物に近い絵を目指す場合は、色だけでなく、ギアの配置や反射板などの細部、陰影による立体感も描く対象になります。

手帳用の小さな絵を描きたいのか、車体を詳しく描きたいのかで、目指す仕上がりを選んでください。

人が乗る自転車は、人物を先に描く方法もある

人が乗る自転車は、人物を先に描く方法もある

人が乗った絵にしたいときは、人物を先に描く方法があります。お絵かき講師・みのりたまさんの解説では、先に手足の動きを描き、それに合わせて自転車を描きます。自転車を完成させてから人を載せる方法より、簡単に描けるという案内です。

この方法では、人物の手足の動きを先に決めることで、その動きに合わせた自転車の絵にしていきます。車体だけを描くときと、順番を変える考え方です。自転車単体の練習と同じく車輪から始めなければならない、と考えなくても大丈夫。

ただし、みのりたまさんの見本は、人物と車体をシンプルにした子ども向けの例です。小学1年生くらいから挑戦できる内容として、右足を省略し、自転車は幼児用のスライダーを参考にしています。

小学生になって、観察力や描写力がついてきたら、実際の自転車をよく見て、両足の動きやチェーンも描いてみましょう。人物入りの絵を簡単に描く入り口としては、みのりたまさんの解説ページが参考になります。まずは人の動きを決め、そのあとに車体を合わせる順番を試してみてください。

自転車イラストを手書きで簡単に描くコツのまとめ

この記事のまとめです。

  • 手帳のワンポイントには、Mから始めて最後にタイヤを加える方法がある
  • Mから描く見本では、左のハンドル側の線を少し長く伸ばす
  • 車輪から始める場合は、2つの円の大きさと並び方を先に決める
  • 車輪の中心と車輪の間に起点を置き、支柱とフレームをつないでいく
  • サドルとハンドルを加え、中央の小さな円からペダルを描く
  • 形が気になるときは、細部を足す前に車輪や支柱の位置を見直す
  • シンプルな絵は主要な部品から始め、スポークなどは省略もできる
  • カゴや荷台、網目やバネは、目指す画風に合わせて描き足す
  • 配色には赤と黒の例があり、クラフト紙に黒と白を使う仕上げ方もある
  • 人物入りは人を先に描く方法もある。紹介した子ども向けの例は右足を省略し、幼児用スライダーを参考にしている
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この記事を書いた人

はじめまして、チャリネコです。
子どもから大人まで、きっと誰もが一度は乗ったことのある自転車。
とても身近な乗り物だけど、実は知らないことっていっぱいありませんか?

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