100均で自転車パンク修理!セリア・ダイソーのキットの選び方と手順

100均で自転車パンク修理!セリア・ダイソーのキットの選び方と手順

走行中に自転車がパンクしてしまったとき、自転車店に持ち込む時間がなかったり、修理費用がかさんだりして困った経験はないでしょうか。実は、セリアやダイソー・キャンドゥといった100均ショップで販売されているパンク修理キットを使えば、自分でパンク修理ができるとのことです。

セリアの「自転車用パンク修理セット」は税込み110円。ゴムのり・パッチ・タイヤレバー・紙やすり・虫ゴムがひとつにまとまっており、パンク修理に必要な基本アイテムが一通り揃っています。自転車店に依頼すると1,000円前後かかる修理を、100均キットと空気入れ、水を張ったバケツがあれば自分で対処できます。

この記事では、ダイソー・セリア・キャンドゥそれぞれのキットの内容と特徴、キット以外に用意する道具、対応できるパンクの種類、チューブの取り出しから水を使ったパンク箇所の特定、ゴムのりの乾燥を含むパッチの貼り方まで、手順と失敗しないコツを詳しく紹介します。自転車パンク修理を100均キットで行う際のポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事のポイント
  • セリア・ダイソー・キャンドゥで税込み110〜220円のパンク修理キットが手に入る
  • 自転車店のパンク修理は1,000円前後が相場なので、100均キットでコストを大幅に抑えられる
  • ゴムのりを塗った後に3〜5分しっかり乾燥させてからパッチを貼るのが成功の鍵
  • タイヤの劣化が原因のパンクや大きな穴は100均キットでは修理できず、タイヤ交換が必要
目次

自転車パンク修理に使える100均キットの選び方と特徴

  • ダイソー・セリア・キャンドゥの各店で修理キットが手に入る
  • セット内容は店舗ごとに若干異なる
  • キット以外に用意すべき道具がある
  • 修理できるパンクとできないパンクの種類を理解する

ダイソー・セリア・キャンドゥで買えるパンク修理キット

ダイソー・セリア・キャンドゥで買えるパンク修理キット

自転車のパンク修理キットは、ダイソー・セリア・キャンドゥといった100均ショップで購入できます。セリアでは「自転車用パンク修理セット」が税込み110円で販売されており、ダイソーでも同様に「自転車用パンク修理セット」が税込み110円で取り扱われているとのことです。キャンドゥでも「パンク修理セット ケース付」が販売されています。

ダイソーではかつて各道具が100円(税抜き)で揃ったとの報告もあります。いずれの店舗でも、修理に必要な基本的なアイテムがひとつのパッケージにまとまっており、価格面での差はほとんどないのが特徴です。

なお、セリアでパンク修理スプレーを探している方もいるかもしれませんが、2025年時点ではセリアの店舗でスプレータイプの修理剤が定番商品として取り扱われているケースはほとんど確認できません。スプレータイプを希望する場合は、ホームセンターや自転車専門店、オンラインストアで探すのが現実的です。マルニ工業などの専門メーカーのスプレー製品は1,000円前後で販売されています。

どの100均のキットを選ぶかについては、基本的な性能に大きな差はないため、最もアクセスしやすい店舗で購入するのが合理的な選択です。

100均パンク修理キットのセット内容と各店の違い

100均パンク修理キットのセット内容と各店の違い

各100均のパンク修理キットの内容には、店舗によって細かな違いがあります。セリアの「自転車用パンク修理セット」には、タイヤ脱着金具2本・ゴムのり5ml・虫ゴム1つ・紙やすり1枚・パッチ5枚(長方形大×1、長方形小×2、円形×2)が入っています。

ダイソーのセットには、虫ゴム(前後2本分)・タイヤレバー2本・パッチ円形1枚・ゴムのり1本・サンドペーパー1枚・パッチ楕円形1枚が含まれています。キャンドゥの「パンク修理セット ケース付」は、虫ゴム2P・パッチ小2P・パッチ大1P・パッチ丸2P・サンドペーパー1P・金属タイヤレバー2P・収納ケース1P・接着剤1Pという内容です。なお、キャンドゥのゴムのりの素材は天然ゴム(20%)・天然樹脂(5%)・有機溶剤(75%)石油エーテルとのことです。

タイヤレバーの材質については、セリアのセットには金属製のものが付属していることが多く、プラスチック製に比べて強度が高い点が特徴です。また、セリアのキットには各サイズのパッチが複数枚入っているため、パンクした穴の大きさや形状に応じて適切なパッチを選べます。キャンドゥのセットはケース付きで収納に便利な点が利点です。一方、セリアのキットには修理道具をまとめて携帯するための収納ポーチが付属していないため、持ち運びには別途袋を用意する必要があります。

パンク修理キット以外に用意する道具

パンク修理キット以外に用意する道具

100均のパンク修理キットには修理に必要な基本アイテムが揃っていますが、キット以外にもいくつかの道具を別途用意する必要があります。

まず、修理後に空気を入れる空気入れが必須です。次に、パンク箇所を特定するための水を入れたバケツまたは洗面器が必要となります。バルブ付近にパンクがある場合は、バルブをリムから外すためにスパナ(10mm)が必要になるケースもあります。

手がゴムのりや油で汚れるため、手袋があると便利です。水に触れる作業になるため、耐水性のあるものが適しているとのことです。チューブの水気を拭き取るために、使い古したタオルや雑巾も用意しておくとよいでしょう。パッチをしっかりと圧着させるためにハンマーが役立つとの報告もあります。また、油性ペンなどでパンク箇所に印をつけておくと後の作業が楽になります。

ゴムのりについては、しっかり保管しないと自然蒸発してしまうため、購入後は密封して定期的に残量を確認するのがよいとのことです。

100均キットで修理できるパンクの種類と限界

100均キットで修理できるパンクの種類と限界

自転車のタイヤの空気が抜ける原因は大きく4つに分けられます。「虫ゴムの劣化」「チューブのパンク」「タイヤの劣化(タイヤ表面が切れる・大きな穴が開く)」「空気が抜けただけ」の4種類です。

100均のパンク修理キットで対応できるのは、このうち「虫ゴムの劣化」と「チューブのパンク」の2種類です。タイヤの劣化が原因の場合は今回のキットでは修理できず、タイヤ交換が必要になります。

修理方法は2種類あり、チューブにパッチを貼って穴を塞ぐ方法と、チューブそのものを交換する方法があるとのことです。パッチを貼る方が簡単で安上がりとされており、チューブ交換は費用と手間がかかります。

また、自転車のタイヤにはクリンチャーとチューブレスの2種類が主流で、タイヤの種類によって修理方法や使う道具が異なるとのことです。一般的な自転車(ママチャリ等)は英式バルブが多く、ロードバイクはフレンチバルブが多いという違いもあります。虫ゴムが劣化していると空気を入れるバルブから空気が漏れる症状が出るため、パンク修理の前に虫ゴムを確認するのが先決です。

100均パンク修理キットを使った修理手順と失敗しないコツ

  • タイヤからチューブを取り出す
  • 水を使いパンク箇所を特定する
  • ゴムのりをしっかり乾燥させてからパッチを貼る
  • 自転車店との費用比較と修理のデメリットを知る

タイヤからチューブを取り出す手順

タイヤからチューブを取り出す手順

チューブの取り出しは、パンク修理作業の中で最も手間がかかる工程のひとつです。まずパンクしたタイヤの空気をしっかり抜きます。次に、英式バルブの場合はゴムキャップ・袋ナット・プランジャー・ナットの順で取り外します。

タイヤレバーをタイヤとホイールのリムの隙間に差し込み、てこの原理でタイヤのビード(端の部分)をリムの外側に引き起こします。1本目のレバーをスポークに引っ掛けて固定し、2本目のレバーを少し離れた場所(3cm程度)に差し込んで同様に作業すると、スムーズにタイヤの片側を外せます。タイヤが外れたら、チューブをゆっくりと引き出します。バルブ部分もリムの穴から丁寧に抜いてください。

後輪のパンクは前輪より苦労するとの報告があります。チェーンとギアが関係するため、タイヤを外して戻す作業が難しくなります。作業中にタイヤレバーを勢いよく動かすと中のチューブを傷つけるおそれがあるため、ゆっくり丁寧に扱うことが大切です。

水を使ったパンク箇所の特定方法

水を使ったパンク箇所の特定方法

チューブを取り出したら、空気入れで軽く空気を入れます。次に水を張ったバケツや洗面器にチューブを少しずつ沈めていきます。パンクしている箇所から「プクプク」と空気の泡が出るため、その場所が修理すべき穴です。

穴は一つとは限らないため、必ずチューブ全体を一周させて確認しましょう。見つけたらすぐに水気を拭き取り、油性ペンなどで印をつけておくと後の作業が楽になります。

バルブを水に付けて泡が出てくれば虫ゴムが劣化している証拠です。この場合はパッチ修理ではなく虫ゴムの交換で対処できます。また、ナットが自然に緩んだ状態になっていると空気が抜ける場合もあるため、パンク修理に入る前に一度確認するのがよいでしょう。

外出時や自宅に水場がない場合は、チューブに空気を入れると穴から音が出ることがあるため、音で穴の場所を探すことも可能とのことです。

パッチの貼り方とゴムのり乾燥が成功の鍵

パッチの貼り方とゴムのり乾燥が成功の鍵

パッチを正しく貼るための下準備が、修理成功のカギになります。まず、印をつけたパンク箇所の周りを付属の紙やすりでこすります。このとき、使用するパッチよりも少し広い範囲にわたってやすりがけするのがポイントです。やすりがけが不十分だとゴムのりの密着性が落ちます。

次に、削りカスをきれいに拭き取ってからゴムのりを薄く均一に塗ります。そして、塗ったのりがしっかり乾くまで待つことが重要です。目安は通常3〜5分程度で、指で触れてもベタつかない状態になるまでしっかり乾燥させましょう。ゴムのりを乾かさずにパッチを貼ると接着不良を起こしやすく、走行中にパッチが剥がれて再パンクの原因になります。

のりが乾いたら、パッチの保護フィルムを剥がし、穴が中央に来るように貼り付けます。ハンマーの柄やタイヤレバーの硬い部分などを使い、パッチ全体を強く押し付けて圧着してください。最後に表面の透明なフィルムを剥がせば接着完了です。なお、タイヤレバーの扱いが雑だと修理中に新たな穴をチューブに開けてしまう可能性があるため、丁寧に扱うことが大切です。

自転車店との費用比較と自分で修理するデメリット

自転車店との費用比較と自分で修理するデメリット

自転車店でのパンク修理は1,000円前後が相場です。ホームセンターではパンク修理基本料金1,500円に水調べ800円が加算され、2,000円以上になる場合もあるとの報告があります。100均の修理キットは110円で、複数回の修理に対応できます。費用面では100均キットを使った自己修理が大幅に有利です。

一方で、自分で修理する場合にはいくつかのデメリットがあります。特に初めての場合は1時間近くかかってしまうこともあります。手がゴムのりやチェーンの油で汚れることも避けられません。

最も多い失敗例はパッチの接着不良とのことです。やすりがけやゴムのりの乾燥が不十分なまま作業を進めると、走行中にパッチが剥がれてしまいます。修理に失敗した場合、結局は自転車店に持ち込むことになり二度手間になるケースも考えられます。また、プロの修理では「焼付け修理」が行われることがあり、簡易的な接着と比べて耐久性が高い場合もあります。自分のスキルや状況に合わせて、自己修理にするかプロに依頼するかを判断するとよいでしょう。

自転車パンク修理を100均キットで行うポイントまとめ

この記事のまとめです。

  • セリア・ダイソー・キャンドゥで税込み110円のパンク修理キットが購入できる
  • セリアのセット内容はタイヤ脱着金具2本・ゴムのり5ml・虫ゴム1つ・紙やすり1枚・パッチ5枚
  • ダイソーのセットには虫ゴム(前後2本分)・タイヤレバー2本・各種パッチ・ゴムのり・サンドペーパーが含まれる
  • キャンドゥのセットはケース付きで収納に便利
  • セリアのタイヤレバーは金属製でプラスチック製より強度が高い
  • キット以外に空気入れ・水を入れたバケツ・タオルが必要
  • バルブ付近のパンクにはスパナ(10mm)が必要な場合がある
  • 100均キットで修理できるのは虫ゴムの劣化とチューブのパンクの2種類
  • タイヤの劣化が原因の場合はタイヤ交換が必要で100均キットでは対応できない
  • チューブを取り出す際はタイヤレバーをてこの原理で使い、ゆっくり丁寧に作業する
  • 後輪のパンクは前輪より作業が難しく苦労する場合がある
  • パンク箇所は水を張ったバケツにチューブを沈めて空気の泡で特定する
  • パッチを貼る前にやすりがけの範囲をパッチより広くとることが密着性を高めるポイント
  • ゴムのりを塗った後は3〜5分乾燥させてからパッチを貼る(乾燥不足が接着不良の主因)
  • 自転車店の修理費1,000円前後に対し、100均キット110円で複数回の修理に対応できる
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この記事を書いた人

はじめまして、チャリネコです。
子どもから大人まで、きっと誰もが一度は乗ったことのある自転車。
とても身近な乗り物だけど、実は知らないことっていっぱいありませんか?

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