「自転車で○kmってどのくらい時間がかかるの?」と疑問に思ったことはありませんか。目的地まで車や電車なら時間の見当がつくのに、自転車だとなかなか予想しにくいですよね。
実は自転車の所要時間は、ちょっとしたコツを知っておくだけで、かなり正確に見積もれるようになります。市街地なら「1kmあたり4分」という目安が使いやすく、複数のソースでも確認されている考え方です。
この記事では、自転車でかかる時間の基本的な目安から、自転車の種類別の旅行速度、所要時間を左右する要素、そして正確なルート計算に役立つナビアプリの活用法まで、順を追って解説します。
- 市街地は「1kmあたり4分」が所要時間の基準として使いやすい
- 自転車の種類によって旅行速度が異なり、ロードバイクとシティサイクルでは大きな差がある
- 信号待ちや向かい風・坂など、所要時間を大幅に伸ばす要素がある
- 自転車NAVITIMEを使うと、走行速度を設定した正確な所要時間が確認できる
自転車でかかる時間の目安と距離の計算方法
- 「1時間で20km」を基準にすると所要時間が計算しやすい
- 市街地は1kmあたり4分が目安として使える
- 自転車の種類別に旅行速度と走行距離の目安が異なる
- 徒歩と自転車でかかる時間はおよそ3倍の差がある
基本の考え方「1時間で20km」を目安にする

自転車の所要時間を見積もるとき、「1時間で20km進む」という基準を使うと予想しやすいとの報告があります。この目安を使えば、2kmなら6分、10kmなら30分、100kmなら5時間といった計算ができます。
ただし、これはスムーズに走れたときの目安です。信号や障害物があれば、時速で計算した距離よりも実際の移動距離は少なくなります。
スポーツバイク(クロスバイク・ロードバイク)の平均速度は20〜25km/h程度との報告があります。30km/h前後で軽快に走れることもありますが、信号で止まるたびに平均速度が落ちていきます。一般的な自転車(ママチャリを含む)の速度は時速12〜18km、平均15km/h程度と考えられています。
クロスバイクやロードバイクに乗ると「片道30〜50km」の場所でも自転車で行けると感じられるようになるのは、こうした速度域で走れるためです。

市街地は「1kmあたり4分」が所要時間の目安

市街地を走る場合は、1km=4分という目安が複数の情報源で一致しており、実用的な基準として使えます。
距離別の所要時間の目安はこちらです。
| 距離 | 所要時間 |
|---|---|
| 1km | 約4分 |
| 2km | 約8分 |
| 3km | 約12分 |
| 5km | 約20分 |
| 6km | 約24分 |
| 10km | 約40分 |
| 15km | 約1時間 |
| 30km | 約2時間 |
実際の走行例として、都内3.3kmを電動ママチャリでのんびり走り、地図を見ながらでも約20分弱で到着できたとのことです。
信号については、日本の信号機の平均時間は1分〜2分30秒とされています。大きな幹線道路を1回渡るなら2分追加、交差点を数回渡るなら5分追加で見ておくとよいでしょう。また、市街地では、ロードバイクでもママチャリでも所要時間はあまり変わらないのが実情です。信号という共通の制約がある以上、車体性能の差が出にくいためです。

自転車の種類別の旅行速度と走行距離の目安

ここで「旅行速度」という考え方を押さえておきましょう。旅行速度とは、信号待ちなどを含む実際の平均速度のことで、グロス平均速度とも呼ばれます。一方、「瞬間速度」とは今走っている瞬間の速度で、サイコン(サイクルコンピューター)に表示される数値です。
サイクリングの計画を立てる際は、旅行速度で考えないと実際の距離が計算できません。
各自転車の旅行速度と30分あたりの走行距離の目安は以下のとおりとのことです。
| 種類 | 旅行速度(目安) | 30分での距離(目安) |
|---|---|---|
| シティサイクル(ママチャリ) | 約9km/h | 約4.5km |
| 小径車(ミニベロ) | 約7km/h | 約3.5km |
| ロードバイク | 約14km/h | 約7km |
| マウンテンバイク | 約11km/h | 約5.5km |
| クロスバイク | 約11km/h | 約5.5km |
| 電動アシスト自転車 | 約9km/h | 約4.5km |
距離は「距離(km)=速度(km/h)×時間(h)」の式で計算できますので、目的地までの距離がわかっていれば所要時間の見積もりに活用できます。
徒歩と自転車の所要時間を比べると何倍違う?

徒歩と自転車の速度差が気になる方も多いと思います。人が歩く平均速度は時速4.5km程度との報告があります。自転車の平均速度は時速15km程度とされているため、徒歩より自転車は約3倍速いと考えられています。
具体的な換算の目安はこちらです。
| 徒歩の所要時間 | 自転車の所要時間(目安) |
|---|---|
| 10分 | 約3分 |
| 15分 | 約5分 |
| 20分 | 約7分 |
| 25分 | 約8分 |
| 30分 | 約10分 |
日本のGoogleマップでは自転車の所要時間が表示されないとのことです。そのため、徒歩時間から計算する方法が便利です。表示された徒歩時間を3で割るだけで、おおよその自転車での所要時間が出ます。
自転車の所要時間を左右する要素と上手な時間の見積もり方
- 信号待ちが多いと実際の所要時間が計算より大幅に長くなる
- 雨・夜・向かい風・坂など所要時間を伸ばす要素が6つある
- 初めてのサイクリングは距離より「時間」で計画を立てるとよい
- 自転車NAVITIMEで正確なルートと所要時間を確認できる
信号待ちが多いと平均速度が大幅に下がる理由

「計算では1時間のはずなのに、実際には2時間近くかかった」という経験をされた方もいるかもしれません。これは信号待ちの積み重ねが原因です。
自転車愛好家による報告では、職場まで26kmの通勤路を走ったところ、平均時速22km/hの計算上は1時間10分のはずが、実際には約1時間50分かかったとのことです。速く走れない理由のほとんどは「信号」で、経路に交差点が50箇所ほどある中、半分の信号に引っかかり1分待てば、それだけで30分程度のロスになるとのことです。
市街地では、ロードバイクのような高性能な自転車でもママチャリと所要時間がほとんど変わらないのはこのためです。一方、郊外では信号が数km先までないこともあり、平均速度が上がります。日本の信号機の平均待ち時間は1分〜2分30秒ですので、経路上の信号の多さがそのまま所要時間に影響することを覚えておくとよいでしょう。
雨・夜・向かい風・坂など所要時間を伸ばす要素

所要時間を伸ばす要素として、以下の6つが挙げられています。
1. 雨: 雨粒が顔に当たるとペダルを緩めてしまいます。大雨ではまともに進めないこともあるとのことです。
2. 夜: 暗い中では昼間と同じ速度で走るのは難しく、特に田舎道では影響が大きいとのことです。十分な明るさのライトがあれば影響を最小限にできます。
3. 向かい風: 人間の力だけで進む自転車は向かい風に大きな影響を受けます。スピードが半減するほど強く吹くこともあるとの報告があります。
4. 坂: 激坂レベルになると所要時間が3倍〜5倍以上になることもあるとのことです。
5. 混雑: 人や車が多い道では速度を落とさざるを得ません。
6. 初めての道: 道を確認しながら走ることで時間がかかります。
これらの要素が重なる日は、「1時間で20km」という目安より大幅に遅くなると考えておくことが大切です。

初めてのサイクリングは時間を基準に距離を設定する

「自転車で何kmくらい走れるの?」と考えるとき、初めてのうちは距離より「時間」で考えるとわかりやすいとされています。
無理のない速度で30分〜1時間程度を目安に走ることが推奨されており、種類別の30分〜1時間での距離目安はこちらです。
| 自転車の種類 | 30分〜1時間での距離目安 |
|---|---|
| ミニベロ(小径車) | 約3〜7km |
| シティサイクル(ママチャリ)・マウンテンバイク・クロスバイク・電動アシスト | 約5〜10km |
| ロードバイク | 約7〜15km |
慣れてきたら2時間、3時間と走る時間を増やしていくのがよいとされています。運動としてのサイクリングでは、1時間〜1時間30分程度が適度な運動として推奨されています。
クロスバイクやロードバイクなど高性能な自転車では「片道30〜50km」も視野に入り、経験豊富な自転車愛好家の中には100km以上を走る方もいます。最初は無理をせず、時間を基準にして徐々に距離を伸ばしていくのがよいでしょう。

自転車ナビアプリで正確な所要時間を確認する方法

より正確な所要時間を知りたいときは、自転車専用のナビアプリが役立ちます。自転車NAVITIMEは、自転車通行可能な道路だけのルートを検索し、走行速度を設定して正確な所要時間を確認できるアプリです。未舗装の道路や急左折を回避した安全なルートを提案してくれます。
プレミアムコースでは、以下の7種類のルートから選べます。
- 推奨(距離・時間・高低差・車の交通量などを考慮)
- 距離が短い
- 坂道が少ない
- 坂道が多い
- 大通り優先
- 裏通り優先
- サイクリングロード優先
また、サイクルコンピューター機能として、速度・最高速度・走行時間・現在時刻・走行距離・消費カロリーをリアルタイムで表示します。高低差グラフでルートの起伏や坂道の勾配を事前に確認できるのも便利です。
駐輪場・サイクリングステーション・コンビニ・自転車店・公衆トイレなどの地点情報を地図上に表示する機能もあり、長距離サイクリングでも安心して使えます。走行ログ機能で走行ルートや距離・消費カロリー・獲得標高を記録できるため、自転車通勤や宅配での活用にも対応しています。

自転車でかかる時間の目安と所要時間の見積もり方まとめ
この記事のまとめです。
- 自転車は「1時間で20km進む」を基準にすると所要時間の見積もりに使いやすい
- 市街地の目安は「1kmあたり4分」で、複数の情報源で確認されている基準
- 距離別の目安: 5km=20分、10km=40分、15km=1時間、30km=2時間
- 市街地ではロードバイクでもママチャリでも所要時間はあまり変わらない
- 信号待ちの積み重ねが平均速度を大幅に下げる主な原因
- 旅行速度(信号待ちを含む実際の平均速度)でサイクリング計画を立てることが重要
- ロードバイクの旅行速度は約14km/h、シティサイクル・電動アシストは約9km/hが目安との報告がある
- 雨・夜・向かい風・坂・混雑・初めての道の6つが所要時間を伸ばす要素
- 向かい風でスピードが半減するほどの影響を受けることもあるとの報告がある
- 激坂レベルの坂では所要時間が3倍〜5倍以上になることもあるとのことである
- 徒歩と比較すると自転車は約3倍速いとされており、徒歩時間を3で割ると自転車の目安時間になる
- 日本のGoogleマップには自転車の所要時間表示がなく、徒歩時間から換算する方法が便利
- 初めてのサイクリングは距離より「時間」で考え、30分〜1時間を目安にするとよい
- 自転車NAVITIMEでは走行速度を設定した正確な所要時間の確認や高低差グラフの確認ができる
- 時間と自転車の関係を正しく理解しておくことで、無理のない計画が立てやすくなる

