高校生になると、通学に自転車を使う機会が増えますよね。実は全国の高校生の約52.7%が自転車で通学しているというデータがあります。中学生の20.3%と比べると、高校生になると自転車通学が大きく増えることがわかります。
でも、自転車の種類はシティサイクル(ママチャリ)・クロスバイク・電動アシスト自転車とさまざまで、どれを選べばいいか迷うことも多いでしょう。予算はいくら必要なのか、何インチを選べばいいのか、男子と女子で違いはあるのか、気になる点はたくさんあります。
この記事では、高校生の通学自転車の選び方から、男子・女子それぞれへのおすすめモデル、そして事故を防ぐための安全対策まで、ソースに基づいた情報をまとめています。高校3年間を快適に過ごせる一台を見つける参考にしてください。
- 高校生の通学自転車はシティサイクル・クロスバイク・電動アシストの3タイプから、通学距離に応じて選ぶのがポイント
- 自転車のサイズは身長に合わせて26インチか27インチを基本に選ぶ
- 男子はスポーティなクロスバイク、女子はスカートに配慮したU字フレームや電動が人気
- 高校生の通学時の自転車事故では交差点内が7割以上を占め、ヘルメット着用や安全意識が重要
高校生の通学自転車はどう選ぶ?サイズと種類のポイント
- シティサイクル・クロスバイク・電動の違いと選び方
- 高校生に合った自転車のサイズ(インチ)の選び方
- 耐久性・パンク対策など長く使うための機能チェック
- 男子・女子別おすすめ通学自転車モデル
シティサイクルとクロスバイクの違いと高校生への選び方

高校生が自転車を選ぶとき、まず決めるべきなのは「どのタイプの自転車を選ぶか」という点です。通学距離や荷物の量、道のコンディションによって最適なタイプが異なります。
通学距離が片道5km以内であれば、シティサイクル(ママチャリ)で十分対応できるとされています。シティサイクルは前カゴ・後ろ荷台が標準装備のものが多く、部活道具など荷物が多い高校生に向いています。毎日の通学で必要な機能が最初から備わっているため、追加購入の手間が少ないのも利点です。
片道5km以上の長距離通学や坂道が多い場合は、クロスバイクが推奨されているとの報告があります。クロスバイクはシティサイクルより圧倒的にスピード感があり、走行性能が高いのが特徴です。さらに片道10kmを超えるような通学距離では、ロードバイクや電動アシスト自転車も選択肢に入るとの情報があります。
ただし、クロスバイクにはいくつか注意点があります。クロスバイクはスポーツ目的で作られているため、カゴ・スタンド・泥除けが標準装備されていないことが多いとの報告があります。事前に確認が必要です。また、クロスバイクでの通学は学校の校則で禁止されているケースがあるため、購入前に必ず確認しておきましょう。学校によっては「カラー」「ハンドル形状」「変速段数」など細かく条件が決まっている場合もあります。
最近では、通学向けに泥除け・カゴ・オートライトが最初から付いた「通学用クロスバイク」も販売されているため、クロスバイクを希望する場合はそのようなモデルから選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。また、ベルトドライブ搭載モデルはチェーンが外れず、注油不要で通学に便利との情報もあります。
予算の目安として、シティサイクルは3〜6万円、クロスバイクは4〜7万円程度が目安となっているとの報告があります。
高校生の自転車サイズの選び方(26インチ・27インチ)

自転車のサイズ選びは、通学自転車を選ぶ際に最も失敗しやすいポイントの一つです。ネット通販で購入する場合は特に慎重に選ぶ必要があります。
一般的な高校生向けシティサイクルは26インチと27インチの2サイズが主流です。26インチの適応身長は140cm台後半〜170cmが目安とされており、27インチの適応身長は150cm〜180cmが目安とされています。あさひのサイズ目安では、24型は135cm〜、26型は145cm〜、27型は160cm〜となっています。
女子には26インチが、身長が伸び盛りの男子や長距離通学には27インチがおすすめとされています。中学校入学から高校卒業まで使う場合、男子は平均25cm身長が伸びるとされているため、余裕あるサイズを選ぶのがよいとの情報があります。
ただし、インチ表示はあくまで目安です。最も重要なのは、サドルにまたがって両足のつま先がしっかり地面に着くかどうかを確認することです。身長が150cm台の場合は26インチと27インチのどちらを選んでも大差はないとの報告もあります。これから身長が伸びることを考えるなら27インチ、余裕を持って適したサイズを選ぶなら26インチが推奨されています。
また、低床サドル(地上高を5〜6cm低くするオプション)を使った足つきの調整も可能とのことです。スポーツバイクの場合はフレームサイズ選びで試乗してスタッフにアドバイスをもらうことが推奨されています。サドルの高さを楽に調節できるモデルや適応身長の幅が広いモデルを選ぶのもよい選択肢とされています。
耐久性・パンク対策など長く使うための機能チェック

通学用自転車は毎日乗るものであるため、耐久性が高くトラブルが少ないものを選ぶことが重要とされています。安い自転車を選んでしまうと、耐久性が低く修理やパンクが多発して結果的に高くつく場合があるとの報告があります。
パンクに強いタイヤ(耐パンクタイヤ)を搭載したモデルを選ぶと通学途中のトラブルを減らせるとされています。耐パンクタイヤはタイヤのゴムを肉厚にして画鋲などがチューブまで届かないようにしたり、タイヤの内部に特殊な素材を埋め込んで異物を弾いたりする構造になっています。パンクしないノーパンクタイヤ搭載モデルもありますが、乗り心地が硬く車体が重くなるデメリットがあるとの情報があります。
サビに強いステンレス製やアルミ製のパーツ(カゴ・ハンドル・泥除け・チェーン)を採用したモデルがおすすめとされています。また、ハイガードチェーン(防錆加工)はメンテナンス性が高く長く快適に使えるとされています。
3万円以上のモデルはBAAマーク(自転車協会が定める約90項目の安全基準)取得済みのものが多く安心とされています。
セルフメンテナンスとして、空気入れは月1〜2回を目安にすると快適に使用でき、パンクリスクを下げられるとされています。チェーン注油は月1回を目安に行うことで乗り心地が維持でき、パーツ交換頻度が少なくなるとの情報があります。
男子・女子別おすすめ通学自転車モデルと特徴

通学自転車は男女で選ぶポイントが異なります。それぞれの特性に合ったモデルを選ぶことで、3年間の高校生活を快適に過ごせるでしょう。
男子高校生におすすめのシティサイクルとして、ブリヂストン「アルベルトS型」が挙げられています。ベルトドライブ・内装5段変速・オートLEDライト・27インチを搭載し、3年間のメンテナンスの手間を減らせる設計が評価されています。男子向けクロスバイクの定番はブリヂストン「TB1」で、外装7段変速・パンクしにくいタイヤ・LEDオートライトを装備し、車体重量15.3kgの通学に使いやすいモデルとして紹介されています。男子向けコスパ重視ではサカモトテクノ「CORTEZ(コルテス)」が、700C・シマノ製6段変速・泥除け・LEDオートライト・カゴ付きのモデルとして紹介されています。
女子高校生に人気のシティサイクルとしては、ブリヂストン「アルベルトL型」が挙げられています。ベルトドライブとU字フレームの組み合わせで、スカートでも乗りやすいとされています。女子向けおしゃれ系ではブリヂストン「カジュナ」が、トレンドカラーや籐風カゴを採用した可愛さと実用性を両立したモデルとして紹介されています。女子向けスポーツ系ではGIANT/Liv「ESCAPE R3 W」が、10.5kgの軽量モデルでXXSサイズがあり身長140cmから対応するとの情報があります。
シティサイクルの重要装備としては、オートライト(LEDオートライト)・ローラーブレーキ・パンクしにくいタイヤの3点が挙げられています。予算の目安はシティサイクル3〜5万円、クロスバイク4〜7万円とされています。
高校生の自転車通学と事故・電動自転車の安全対策
- 高校生の自転車事故の実態と多発する場所
- ヘルメット着用・自転車保険で高校生を守る
- 高校生の通学に電動自転車をおすすめするケースと選び方
- 通学自転車と一緒に揃えたいアイテムとメンテナンス
高校生の自転車事故の実態と多発する場所

自転車通学を安全に続けるためには、事故の実態を正しく理解することが大切です。
2024年の高校生の通学時自転車事故件数は全国で6,843件となりました(前年7,171件から減少傾向)。ただし、この数字は依然として高い水準にあり、安心できる状況とは言えません。高校生1万人当たりの事故件数ワースト1位は「群馬県」、2位「静岡県」、3位「愛知県」(2024年)との報告があります。
通学時の自転車事故の相手方は、中高生ともに約8割強が自動車であるとされています。これは事故が通勤・通学時間帯に集中していることも一因と考えられています。特に注意が必要なのが事故発生場所で、中高生ともに交差点内が7割以上(中学生70.9%、高校生70.2%)を占めています。交差点での信号や一時停止の遵守、安全確認が特に求められます。
また、約2割(中学生21.4%、高校生20.4%)の学生が、自転車側(学生)が加害者となる事故であることが明らかになっています。自転車の法令違反率は高校生で自転車側73.0%、相手側94.5%となっています。
2026年4月からは16歳以上に「青切符」制度が導入され、信号無視など115項目が反則行為の対象になる予定とのことです。これにより、高校生が自転車を運転する際のルール意識がより一層求められるようになります。
自転車事故で亡くなった方の約6割が頭部に致命傷を負っており、ヘルメット未着用者の致死率は着用者の約2倍であるとの報告があります。交差点での安全確認とヘルメット着用が、事故を防ぐ最も重要な対策と言えるでしょう。
ヘルメット着用・自転車保険で高校生を守る

自転車通学をする高校生には、ヘルメット着用と自転車保険への加入が強く推奨されています。
2023年4月からヘルメット着用の努力義務化が全年齢に適用されました。しかし実態を見ると、2024年の高校生事故時のヘルメット着用率はわずか12.8%(全国)にとどまっており、中学生70.9%と比べて大きな差があります。高校生のヘルメット着用率トップは「愛媛県」の91.7%となっており、地域間の差も非常に大きい状況です。
自転車事故で亡くなった方の約6割が頭部に致命傷を負っているという事実を踏まえると、ヘルメット着用は安全確保のうえで非常に重要です。ロードバイク用のヘルメットはスポーティなデザインで高校生にも抵抗感が少ないとの情報もあります。
自転車保険については、加入が義務付けられている自治体は2022年現在で39都道府県にのぼります。自転車保険は月々250円前後から加入できるとされており、加入のハードルは決して高くありません。加害者になった場合、多額の損害賠償が必要となるケースがあるため、保険加入は自分を守るためにも相手を守るためにも重要とされています。自転車保険を選ぶポイントは補償内容・保険料・手続きのしやすさ・示談交渉サービスの有無とされています。
また、通学自転車は1年間で日本縦断できるほどの走行距離になるとも言われており、定期的な点検が重要です。神奈川県茅ヶ崎市の調査では、約2,900台の通学自転車のうち整備が良好だったのはわずか34.3%で、ブレーキ整備不良が44.6%あったとのことです。日頃からの点検習慣が、事故防止につながります。
高校生の通学に電動自転車が向くケースと選び方

坂道が多い・通学距離が長い・荷物が重い・体力に自信がないという高校生には、電動アシスト自転車が最適とされています。朝の疲労感が段違いに減り、学校に到着後も授業に集中できるとの体験報告があります。
ただし、電動自転車は学校によっては校則で禁止されている場合があるため、購入前に必ず学校に確認が必要です。
電動アシスト自転車の相場は10万円以上が多く、シティサイクル(3〜5万円)と比べて高価です。また電動自転車は車体重量25〜30kg程度とシティサイクル(20kg前後)より重くなるとされています。バッテリー交換は使い方によるものの5〜10年ごとが多く、交換費用は3〜4万円程度とのことです。電動自転車の通学維持費は3年間で約10,000〜22,000円(バッテリー交換除く)との情報があります。
電動自転車選びのポイントは、1充電あたりの走行距離を目安にバッテリーを選ぶことが推奨されています。大手3社(ブリヂストン・パナソニック・ヤマハ)の標準モードの走行距離は概ね66〜105kmとされています。1充電あたりの走行距離が長いモデルを選ぶほど、充電の手間が少なくなります。
女子高校生向けには低床U字フレームでスカートでも乗りやすいママチャリタイプが多いとされています。カゴ・ライト・鍵などが最初から標準装備されているモデルを選ぶと、後で買い足す出費を抑えられます。
通学自転車と一緒に揃えたいアイテムとメンテナンス

通学自転車を購入したら、いくつかのアイテムを一緒に揃えておくことが推奨されています。
盗難対策として、二重ロック(リング錠とワイヤー錠の組み合わせ)が推奨されています。後輪リング錠と連動してハンドルもロックされる「ハンドルロック」タイプが便利との情報があります。高価な自転車ほど、盗難リスクへの備えをしっかり行いましょう。
雨の日の対策としてレインウェアも必須とされています。傘差し運転は各地の条例で禁止されているため、ポンチョタイプや防水レインコートタイプを事前に用意しておくことが推奨されています。
スポーツバイクにはライト・カゴ・泥除けが未装備のことが多く、通学利用時は別途購入が必要な場合があります。購入前にどのアイテムが必要かをリストアップしておくと、トータルの予算管理がしやすくなります。
防犯登録は都道府県により異なりますが500〜800円程度とのことです。自転車購入時に手続きできる店舗が多いので、購入の際に一緒に確認しておきましょう。
日頃のセルフメンテナンスとして、空気入れは月1〜2回を目安に行い、チェーン注油は月1回を目安に行うことが推奨されています。これらの基本的なメンテナンスを続けることで、パンクや故障のリスクを減らし、長く安全に乗り続けることができます。お弁当などが崩れないようにするには、前カゴが幅広で高さのある大型カゴを選ぶのが有効との情報もあります。
自転車と高校生活のまとめ
この記事のまとめです。
- 高校生の約52.7%が自転車通学を利用している
- 通学距離5km以内はシティサイクル、5〜10kmはクロスバイク、10km超はロードバイクや電動が向くとされている
- 自転車サイズは身長に合わせて26インチまたは27インチを選ぶのが基本
- 女子は26インチ、身長が伸び盛りの男子は27インチが推奨されている
- 予算はシティサイクルで3〜5万円、クロスバイクで4〜7万円が目安
- 通学自転車選びでは耐パンクタイヤ・サビに強いパーツ・オートライトが重要な機能
- 坂道が多い・通学距離が長いなら電動アシスト自転車の検討が推奨されている
- 校則で自転車の種類が制限される場合があるため購入前に必ず確認が必要
- 2024年の高校生通学時自転車事故件数は6,843件、交差点内での事故が7割以上を占める
- 高校生事故時のヘルメット着用率は全国でわずか12.8%と極めて低く、着用推進が急務とされている
- 2026年4月から16歳以上に自転車の青切符制度が導入される予定
- 自転車保険は多くの自治体で義務または努力義務となっており、月々250円前後から加入できる
- 電動自転車の3年間の維持費は約10,000〜22,000円(バッテリー交換除く)が目安
- 通学自転車には二重ロック・レインウェア・ヘルメットをセットで揃えることが推奨される
- 月1〜2回の空気入れ、月1回のチェーン注油などセルフメンテナンスで長く安全に乗り続けられる

