高校生の通学自転車の選び方|距離・サイズ・予算で後悔しない1台を見つけよう

高校生の通学自転車の選び方|距離・サイズ・予算で後悔しない1台を見つけよう

「入学前に自転車を買ったけど、通学路の坂がきつくて毎日ヘトヘト…」「荷物が多くてカゴに入りきらない」そんな声は高校生の自転車通学においてよく聞かれます。

全国の中・高校生へのアンケートでは、高校生の52.7%が自転車通学を利用しているとの報告があります。毎日乗る乗り物だからこそ、最初の1台選びは慎重にしたいものです。

この記事では、通学距離・身長・荷物量・学校ルールなど、高校生が自転車を選ぶうえで知っておきたいポイントをソース情報に基づいて解説します。

シティサイクルとクロスバイクの違い、インチサイズの選び方、変速ギアの特徴、荷物対策まで、購入前に確認しておきたい情報をまとめています。ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
  • 通学距離5km以内ならシティサイクル、10km前後はクロスバイクが選択肢
  • 身長に合ったインチサイズ(24・26・27インチ)選びが安全の基本
  • 変速ギア・カゴ・耐パンクタイヤなど実用装備の優先度
  • 購入前に学校の自転車ルールを必ず確認する
目次

高校生の通学自転車の選び方|距離・サイズ・機能で決まる

  • 通学距離で選ぶ高校生向け自転車タイプ(シティサイクル・クロスバイク)
  • 高校生の身長に合う通学自転車のサイズ(インチ)選び方
  • 変速ギアの必要性と内装・外装の違い
  • カゴ・荷台の選び方と高校生の荷物対策
  • 通学自転車の耐久性|パンク対策とサビにくい素材選び

通学距離で選ぶ高校生向け自転車タイプ(シティサイクル・クロスバイク)

通学距離で選ぶ高校生向け自転車タイプ(シティサイクル・クロスバイク)

高校生の通学自転車を選ぶ最初のポイントは「学校までの距離」です。距離によって向いている自転車のタイプが変わってきます。

距離5km以内ならシティサイクルで対応できます。

のんびり走っても30分以内に着ける距離です。カゴ・スタンド・ライトが標準装備されているシティサイクルは、通学の実用性という面で非常に使いやすい選択肢です。価格帯は2〜5万円が目安です。

10kmまでの距離ならクロスバイクが選択肢に入ります。

シティサイクルと比べてスピードが出やすく、長い距離でも疲れにくいとされています。ロードバイクの速さとマウンテンバイクの安定感の中間的な存在で、価格帯は3〜7万円が目安です。

10km以上の通学距離ならロードバイクという選択肢もあります。

クロスバイクとは性能差があり、長距離通学でも体への負担を抑えやすいとされています。価格帯は5〜10万円が目安です。

坂道が多い通学路には電動アシスト自転車も検討できます。

上り坂でも楽に走行できる点が特徴で、足への負担が軽くなるとのこと。価格帯は10〜15万円が目安です。なお、距離5km以内でも坂道が多いルートであれば、電動アシスト自転車を検討する価値があるとの見方もあります。

一方で、距離5km以上でも平坦な道が続く場合は、シティサイクルでも十分対応できるとの意見もあります。高価なクロスバイクを無理に選ぶ必要はなく、通学路の地形も合わせて考えると良いでしょう。

なお、学校によっては特定のタイプの自転車を制限している場合もあります。スポーツタイプや電動自転車を禁止している学校がある一方、山の多い地域では電動アシスト自転車を推奨している学校もあるようです。距離や地形だけでなく、学校のルールも購入前に確認しておくことが大切です。

高校生の身長に合う通学自転車のサイズ(インチ)選び方

高校生の身長に合う通学自転車のサイズ(インチ)選び方

自転車のサイズ選びは安全に乗るための基本です。サイズが合っていないと乗りにくいだけでなく、ブレーキ操作の妨げになることもあります。

インチ別のサイズ目安は次のとおりです。

  • 24インチ: 適応身長の目安は約135〜165cm
  • 26インチ: 約140〜170cm(女子向けと紹介されることが多いサイズ)
  • 27インチ: 約150〜180cm(男子向けと紹介されることが多いサイズ)

シティサイクルの場合、26インチの適応身長は144cm前後から、27インチは150cm前後からというのが目安として紹介されています(あさひ基準では26型145cm〜、27型160cm〜)。

身長150cmの場合は、26インチと27インチのどちらでも大きな差はないとされています。

1インチ=2.54cmのため、26インチと27インチのタイヤ径の差は約2.5cmです。実際の乗り心地への影響は限定的とのこと。これから身長が伸びることを見越して27インチを選ぶのも一つの考え方です。

高校3年間は身長が大きく伸びる時期でもあります。成長することを前提にしたサイズ選びが重要という指摘もあります。ただし、スポーツバイク(クロスバイク等)については「成長期だから大きめを」という発想は避けるべきとの見方もあり、これについては後の章で解説します。

サイズが合っているかどうかの基準の一つとして「つま先がしっかりつくかどうか」があります。購入前に試乗できる店舗であれば、実際に跨って確認してみるのがおすすめです。あさひ全店舗では試乗が可能とのことです。

低床サドルのオプションで、大きめのサイズでも多少乗りやすくなる場合があります。身長と乗り心地のバランスをとりながら選ぶと良いでしょう。

変速ギアの必要性と内装・外装の違い

変速ギアの必要性と内装・外装の違い

変速ギアが必要かどうかは、通学路の地形や距離によって変わります。

平坦な道を短距離移動するだけなら、変速なしの自転車でも対応できます。

ただし、坂道が多い・荷物が重い・向かい風が強いといった条件が重なると、変速なしでは漕ぐ負担が大きくなります。そのため、通学用には変速付きが推奨されています。

変速方式には大きく分けて「内装変速」と「外装変速」の2種類があります。

内装変速の特徴

後輪の軸の内部に変速機構が搭載されており、チェーンや後輪ギアが露出しない構造です。変速時にチェーン外れが起きにくく、どんな場面でも気軽に変速できる点が使いやすいとされています。3段変速を採用したモデルが多く、5段変速は坂道や長距離の通学向けとされています。

外装変速の特徴

6段変速が多く、細かい変速の切り替えが可能です。坂道や長距離でも漕ぐ力を保ちながら走りやすいとされています。チェーンや後輪ギアが露出する構造のため、内装変速に比べて注油の頻度が多くなります。

通学用であれば3〜6段変速で十分という見方が多いです。

シティサイクルにはメンテナンスしやすい外装6段変速が採用されているケースが多いです。クロスバイクの場合、7段変速以上あると坂道でも走りやすいとの意見もあります。

どちらの方式が向いているかは、通学路や荷物の量によって異なります。地形や使い方に合わせて選ぶと良いでしょう。

カゴ・荷台の選び方と高校生の荷物対策

カゴ・荷台の選び方と高校生の荷物対策

高校生の通学では教科書やスポーツ用品など荷物が多くなりがちです。荷物の持ち方によって、カゴや荷台の選び方も変わってきます。

前カゴの耐荷重は3kgまでとされています。

30Lのボックス型リュックは、標準的なカゴよりも高さが倍以上あるため、物理的に相性が悪いとのこと。また、重いリュックを前カゴに載せると、ハンドル操作が不安定になったり、カゴの故障につながったりすることがあります。

荷物の持ち方によって、適した装備の組み合わせが変わります。

  • リュック1つ(30L以上)を使う場合 → 荷台を優先して検討する
  • リュック+サブバッグの組み合わせ → カゴありのモデルが使いやすい
  • 身軽に通学する場合 → カゴや荷台がなくても対応できる

荷台を使う場合、荷台クラス18は最大積載10kgまで対応しているとのこと。荷物の重さに合った荷台を選ぶことが大切です。荷物をしっかり固定するために、フック付きのゴム紐などを使って固定することもポイントとして挙げられています。

まずは普段どのくらいの荷物を持ち運ぶかを確認してから、カゴや荷台の仕様を選ぶと良いでしょう。

カゴのサイズもチェックしておくと安心です。C.Dream ヴュークルーズはA4サイズが入る大型カゴを搭載したモデルとして紹介されています。教科書やA4ファイルを毎日持ち歩く場合は、カゴの大きさも選ぶ際の参考にしてみてください。

通学自転車の耐久性|パンク対策とサビにくい素材選び

通学自転車の耐久性|パンク対策とサビにくい素材選び

毎日乗り続ける通学自転車には、耐久性も重要なポイントです。安い自転車を選んでも、修理や買い替えが重なると結果的に費用がかかることがあります。

パンク対策は毎日の通学では特に重要です。

修理に数日かかることもあるため、パンクが起きるとその間の通学手段を確保しなければなりません。パンクに強いタイヤとして、次の2種類が紹介されています。

  • 耐パンクタイヤ: 肉厚で硬いゴムを使用し、パンクのリスクを軽減する構造
  • ノーパンクタイヤ: パンクの心配がない素材を使用したタイプ

アサヒサイクル ジオクロスプラスはステンレス製パーツを多く採用しており、サビに強い設計とのこと。また、音なりしにくい高性能ブレーキを搭載しているとも紹介されています。

ベルトドライブはサビ対策とメンテナンス面で特徴的な選択肢です。

年に1度ほどの自転車店メンテナンスで対応できるとされており、チェーン式と比べて注油が不要な点が大きな特徴です。駆動音がほぼないという点も魅力として挙げられています。ブリヂストン アルベルト L型はベルトドライブ式で、サビにくく注油不要、5段変速というモデルです。

丁寧にメンテナンスしながら乗れば、自転車は10年使い続けられるとの見方があります。最初の購入費用だけでなく、維持費やメンテナンスのしやすさも含めて選ぶことで、長く使える1台を選びやすくなるでしょう。

高校生の通学自転車|予算・ブランド・学校ルールの確認

  • 高校生向け通学自転車の予算別価格帯
  • 男子・女子高校生に人気の通学自転車ブランドと特徴
  • クロスバイクで通学するときの選び方のポイント5つ
  • 購入前に学校ルールを確認して安全装備を整える

高校生向け通学自転車の予算別価格帯

高校生向け通学自転車の予算別価格帯

通学用自転車は自転車のタイプによって価格帯が大きく異なります。購入前に予算の目安を把握しておくと、選択肢を絞りやすくなります。

  • シティサイクル: 2〜5万円(3〜6万円という目安が紹介されることも)
  • クロスバイク: 3〜7万円(4〜7万円という目安の情報も)
  • ロードバイク: 5〜10万円
  • 電動アシスト自転車: 10〜15万円

価格が安い自転車は初期費用を抑えられる反面、耐久性が低い場合は修理や買い替えのコストがかかることがあります。ブランド物は耐久性も高く、長く使うならお得な場合もあるとのことです。

また、中学入学から高校卒業まで長期間にわたって使う場合は、余裕のあるインチサイズを選ぶ方が使いやすくなることもあります。

自転車本体の価格に加えて、スタンド・泥除け・ライト・鍵などの通学装備の費用も見込んでおくと、購入後に追加出費が重なりにくくなります。

ブランドによっては、通学専用モデルが用意されており、価格と機能のバランスが取れた選択肢が見つかる場合があります。同じ学校に通っている先輩やご家族に相談してみるのも参考になるでしょう。

男子・女子高校生に人気の通学自転車ブランドと特徴

男子・女子高校生に人気の通学自転車ブランドと特徴

通学自転車として名前が挙がることの多いブランドを紹介します。それぞれに特徴があるため、好みや用途に合わせて選ぶ参考にしてください。

GIANT(ジャイアント)

台湾発の世界的な自転車ブランドです。クロスバイク「ESCAPE R3」が通学用としても大人気とのこと。

BRIDGESTONE(ブリヂストン)

国内の大手自転車メーカーです。通学専用モデル「アルベルト」はベルトドライブ式で、静かな走行音とメンテナンスの手軽さが特徴とのこと。ブリヂストン アルベルト L型は乗車可能最低身長148cmで5段変速を搭載、アルベルトスポーツはカーボンベルトドライブとハブダイナモ発電式ライトを採用しているとのことです。

MARIN(マリン)

デザイン性の高さが特徴のブランドで、クロスバイク「FAIRFAX」が通学に向いているとして紹介されています。

RALEIGH(ラレー)

クラシカルなデザインが特徴で、制服姿に似合うとされています。

Bianchi(ビアンキ)

イタリアの自転車ブランドで、独特の「チェレステカラー」が特徴として紹介されています。

最近は男子高校生を中心に、クロスバイクやロードバイクで通学する生徒も増えているとのこと。シティサイクルに限らず、デザインや機能面で気に入ったブランドを選ぶ楽しみもあります。

クロスバイクで通学するときの選び方のポイント5つ

クロスバイクで通学するときの選び方のポイント5つ

クロスバイクは通学用として選ぶ高校生も多い選択肢ですが、シティサイクルとは異なる選び方のポイントがあります。通学用クロスバイクは年間2,000〜4,000km(原付バイク並みの走行距離)乗るとの報告があり、日常的に過酷な使われ方をする乗り物です。

① ジャストサイズを選ぶことが最重要です。

「成長期だから大きめを」という考えはスポーツバイクでは避けるべきとされています。サイズが大きすぎるとブレーキレバーに手が届きにくくなり、ふらつきの原因になることがあります。

② 油圧ディスクブレーキが推奨されています。

雨の日でもブレーキの効きが変わりにくく、軽い力で止まれる点が特徴です。下り坂での走行コントロールもしやすいとされています。

③ ホイールの構造に注目しましょう。

スポークが一直線に並ぶ「ラジアル組」は通学用途では不向きとのこと。スポークが交差する「タンジェント組」で32〜36本スポークの仕様が通学向けとされています。衝撃を分散できるため長持ちしやすいとのことです。

④ タイヤ幅は32C〜35C前後の太めが通学向けです。

接地面積が広く、雨の日も滑りにくい点が特徴です。クッション性が高く段差の衝撃を吸収しやすいとされています。

⑤ フレーム素材はアルミが通学向けとされています。

アルミは軽量で、坂道の漕ぎ出しや信号待ちからの発進がスムーズとのこと。クロモリ(スチール)は重くなる点が通学での使い勝手に影響することがあります。

通学装備として、スタンド・泥除け(フェンダー)・前後ライト・頑丈な鍵を揃えることも大切です。TREKのFX2 Gen4はフレームに限定生涯保証を用意しているとのことです。

購入前に学校ルールを確認して安全装備を整える

購入前に学校ルールを確認して安全装備を整える

自転車を購入する前に、必ず学校のルールを確認しておきましょう。学校によって、自転車の色・変速段数・荷台の有無などに制限が設けられている場合があります。

確認先として、学校のホームページや入学案内書が参考になります。

近くに同じ学校に通っている先輩や家族がいる場合は、実際にどのような自転車が多いか聞いてみるのもおすすめとのこと。スポーツタイプや電動アシスト自転車を禁止している学校がある一方、山の多い地域では電動アシスト自転車を推奨している学校もあるようです。

ルールを確認したうえで、安全装備を整えることも大切です。

ライトについて

ハブダイナモ発電式ライトは電池交換が不要で便利とのこと。自動点灯タイプも使いやすい選択肢として紹介されています。ブリヂストン アルベルトスポーツにはハブダイナモ発電式ライトが搭載されています。

鍵について

U字ロックとワイヤーロックを併用すると安心との意見があります。片方だけでは防犯面で不安が残る場合もあるため、2種類を使い分けるのも一つの方法です。

雨の日の安全について

タイヤの溝が浅いと滑りやすくなります。雨の日の通学を想定して、滑りにくいタイヤを選んでおくことも検討してみてください。クロスバイクの場合、タイヤ幅32mm以上が通学の正解とする見方もあります。

自転車本体だけでなく、ライト・鍵・泥除けなどの装備も含めて選ぶことで、安全で快適な通学ができる環境を整えることができます。

高校生の通学自転車の選び方と注意点まとめ

この記事のまとめです。

  • 高校生の52.7%が自転車通学を利用しているとの報告がある
  • 通学距離5km以内ならシティサイクルで対応でき、のんびり走っても30分以内が目安
  • 10km前後まではクロスバイク、10km以上はロードバイクが選択肢として挙げられる
  • 坂道が多いルートでは、距離が短くても電動アシスト自転車を検討する価値がある
  • インチサイズは身長に合わせて選ぶ:24インチ(135〜165cm)、26インチ(140〜170cm)、27インチ(150〜180cm)が目安
  • 身長150cmは26・27インチどちらでも大きな差はなく、成長を考えて27インチという選択もある
  • スポーツバイクでは「成長期だから大きめを」は避けるべきとされている
  • 変速は内装3段(チェーン外れが少ない)と外装6段(細かい調整が可能)の2種類が代表的
  • 通学用は3〜6段変速で十分という見方が多い
  • 前カゴの耐荷重は3kgまでで、30Lリュックとの相性は良くない
  • 荷物が多い場合は荷台の活用が選択肢になり、クラス18は最大積載10kgまで対応
  • 毎日乗る通学用には耐パンクタイヤやノーパンクタイヤが重要
  • ベルトドライブは注油不要・サビにくく、年1回の店舗メンテナンスで対応できる
  • 購入前に学校のHPや入学案内書で色・機能の制限を必ず確認する
  • U字ロックとワイヤーロックの併用、自動点灯ライトなど安全装備も合わせて整える
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この記事を書いた人

はじめまして、チャリネコです。
子どもから大人まで、きっと誰もが一度は乗ったことのある自転車。
とても身近な乗り物だけど、実は知らないことっていっぱいありませんか?

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