「自転車をどこで買えばいいかわからない」という方にとって、ホームセンターは気軽に立ち寄れる選択肢のひとつです。コメリ・カインズ・ナフコ・DCMといった大手チェーンには、幅広い価格帯の自転車が揃っており、日用品の買い物ついでに実物を確認できるという利点があります。
ただ、「ホームセンターの自転車はなぜ安いのか」「品質はどうなのか」「どのチェーンにどんな自転車があるのか」といった疑問を持つ方も少なくありません。安さの背景を知らずに購入すると、用途に合わない自転車を選んでしまうこともあります。
この記事では、ホームセンターの自転車が安い理由や価格帯の目安、BAAシールの意味、そして主要4チェーンのラインナップをソース情報にもとづいてまとめます。購入前の参考としてお役立てください。
- ホームセンターの自転車が安い主な理由はノーブランド・生活用品として機能を絞っていること
- 変速なしは1万円以下、変速付き軽快車は1万5,000〜2万円前後が目安
- コメリ・カインズ・ナフコ・DCMの4チェーンで自転車のラインナップや価格帯が異なる
- BAAシールは安全を確約するものではなく、購入時は現物のチェックが大切
ホームセンターの安い自転車の価格帯と仕組みを知ろう
- ホームセンターの自転車はなぜ安いのか
- 変速なしから電動アシストまで価格帯の目安
- BAAと自転車の品質の関係を知っておこう
- ホームセンターの自転車のメンテナンス費用と整備性
ホームセンターの自転車はなぜ安いのか

ホームセンターの自転車が安い理由は、大きく「ノーブランド販売」と「機能の絞り込み」の2点にあります。
まず、スポーツバイクの世界ではブランド・歴史・レース実績といった無形の価値が価格の一部を占めます。ホームセンターで売られている自転車はこうしたブランド価値を持たないノーブランド品で、その分だけ価格が抑えられています。
また、ホームセンターの自転車は「走れて曲がれて止まれる人力の二輪車」に機能を絞り切った製品として設計されているとの報告があります。ファッション性・ブランド・整備性といった要素を除外した、無味乾燥な生活用品として位置づけられているということです。
さらに、ホームセンター全般の価格設定が自転車専門店やスポーツ店より安めであることも要因のひとつとのことです。大手ホームセンターとしてはコメリ・カインズ・コーナン・DCM・ナフコ・ジュンテンドー・ケーヨーなどが挙げられます。
買い物環境については、ホームセンターの自転車コーナーは店員がほぼ来ないストレスフリーな環境との報告があります。自転車専門店では声掛けが多い場合もあるなかで、ホームセンターはじっくり実物を比較しやすい環境とされています。

変速なしから電動アシストまで価格帯の目安

ホームセンターで販売されている自転車の価格帯は、タイプによって大きく異なります。以下は2026年2月時点の情報にもとづく目安です。
最も安価なシングルスピード(変速なし)の軽快車は10,000円以下で購入できる場合があります。変速付きの完成車になると10,000〜15,000円前後が目安とされています。
各チェーンの具体的な価格例を見てみましょう。コメリでは武田産業の軽快車「プレジャー」26インチ・27インチが税込16,800円、パンクしにくいタイプの「プリモビ」27インチが税込24,800円、ノーパンクタイヤの「ソシエゴ リブレ」27インチが税込37,800円となっています。電動アシスト自転車の「SUISUI」26インチは税込79,800円です。
カインズでは軽快車「CF23-WB261」26インチが19,800円、クロスバイク「CAVALLO S」700×32C外装6段が24,800円、シティ車「LEOPARDO」27型外装6段BAAが24,800円、折りたたみ自転車「ヴィル」20型が19,800円などが取り扱われています。電動アシスト自転車のViVi・YXはセール時79,800円です。
ナフコでは軽快車LED27インチが19,800円、クロスバイク「Feel sky」700×32C外装6段が24,800円、電動アシスト「サイクー」8Ah外装6段変速が89,800円となっています。DCMでは武田産業の「アベリア」軽快自転車26インチが18,480円、パンクしにくい軽快車「クルワール」27インチ外装6段変速が27,280円、クロスバイク「リータフ」(オートライト・泥よけ付き)が27,280円です。
BAAと自転車の品質の関係を知っておこう

自転車を選ぶ際に目にする「BAAシール」について、その意味を知っておくことが大切です。
BAAとはBicycle Association (Japan) Approvedの略称で、自転車協会認証を意味します。このBAAの審査を通過すると、検査費用や手間賃が売値に上乗せされます。
ただし、BAAは安全を確約するものではなく、おまもりに過ぎないとの指摘があります。防犯登録が盗難を防止するものではないように、シールがあるからといって品質が保証されるわけではないということです。
BAAシール付きの2〜3万円の自転車の機能・性能は1万円の安い自転車とどっこいとの報告があります。また、BAAシール付きでもネジの緩みがある売れ残りが存在するとの報告もあります。「日本の自転車」という売り文句がBAAにすりかわっただけとの報告もあります。
大事なのはシールではなく、フレームの溶接・ネジの質・ボルトの締め付け・備品の状態といった現物の状態です。購入前に実物を「見て・揺らして・持ち上げて・叩いて・押して」セルフチェックすることが推奨されています。
ホームセンターの自転車のメンテナンス費用と整備性

ホームセンターの自転車は、維持費やメンテナンスについても知っておくと安心です。
タイヤ・チューブ・ケーブル・チェーンといった消耗系パーツは定期的に交換が必要になります。一方で、フレームとホイールは日常的な使用ではそうそう壊れないとされています。
修理工賃の目安としては、フロントタイヤチューブ交換が1,000〜1,500円、リアタイヤチューブ交換が1,500〜2,000円とされています。フロントよりリアのほうが高い理由は、リアホイールの着脱が難しいためです。六角ナット・荷台のステー・泥除けのステー・スタンドのステー・バンドブレーキがホイールのハブシャフトにまとわりついており、着脱が荒行になるという構造的な特徴があります。
ロードバイクやMTBのホイールはフレームから簡単に外れますが、ホームセンターで売られているような軽快車・ママチャリのホイールはそうはいかないとの報告があります。カスタムや「いじる」行為にも不向きな設計です。こうした整備性の低さが、低価格を実現するためのコスト削減の一環にもなっています。
コメリ・カインズ・ナフコ・DCMで安い自転車を比較する
- コメリの安い自転車ラインナップと購入サービス
- カインズの安い自転車ラインナップとサポート体制
- ナフコとDCMの安い自転車ラインナップ比較
コメリの安い自転車ラインナップと購入サービス

コメリは「自転車の通販ランキング」ページで372件の自転車を取り扱っています。カテゴリは軽快車・シティ車・電動アシスト自転車・クロスバイク・マウンテンバイク・ファットバイク・折りたたみ自転車・子ども用・大人用三輪車と幅広く揃っています。スポーツ車が70件、折りたたみ車が43件、電動車が132件という構成です。
価格帯の中心は軽快車の16,800円前後で、武田産業の「プレジャー」26インチ(シルバー・ブラック・マルーン)と27インチ(シルバー)がいずれも税込16,800円です。パンクしにくいタイプを希望する場合は「プリモビ」27インチ(税込24,800円)、ノーパンクタイヤなら「ソシエゴ リブレ」27インチ(税込37,800円)という選択肢もあります。電動アシスト自転車では「SUISUI」26インチが税込79,800円で取り扱われています。
購入サービスとして、1万円以上の購入で無料配達が利用できます。また、引き取りサービスと自転車安心パックも提供されています。
カインズの安い自転車ラインナップとサポート体制

カインズは3,340件という大規模な自転車取扱件数を誇るホームセンターです。シティサイクル・ファミリーサイクル・クロスバイク・ロードバイク・電動自転車・三輪車・マウンテンバイク・子供用自転車・折りたたみ自転車など多彩なカテゴリを揃えています。カインズオリジナル商品のラインナップもあります。
価格帯では、軽快車「CF23-WB261」26インチが19,800円と入門価格帯から始まります。クロスバイク「CAVALLO S」700×32C外装6段が24,800円、シティ車「LEOPARDO」27型外装6段BAAが24,800円となっています。折りたたみ自転車「ヴィル」20型は19,800円です。電動アシスト自転車ViVi・YXはセール時79,800円で取り扱われています。
サポート体制については、自転車補償サービス・金利ゼロキャンペーン・自転車修理サービスが用意されており、購入後のサポートが充実している点が特徴です。
ナフコとDCMの安い自転車ラインナップ比較

ナフコは950件の自転車を取り扱っています。人気ランキングの上位には軽快車LED27インチ(19,800円)、クロスバイク「Feel sky」700×32C外装6段(24,800円)、電動アシスト「サイクー」8Ah外装6段変速(89,800円)などが並んでいます。
ナフコの購入サービスとして、5,000円以上の購入で送料無料、または店舗受取なら送料無料という条件があります。防犯登録は商品お渡し時に受取り店舗での登録となります。
DCMは191件の自転車本体を取り扱っており、主要ブランドはYAMAHA・玉越工業・DCM・武田産業・大日産業です。武田産業の「アベリア」軽快自転車26インチが18,480円という入門価格帯から始まり、パンクしにくい軽快車「クルワール」27インチ外装6段変速が27,280円、クロスバイク「リータフ」(オートライト・泥よけ付き)が27,280円、パンクしないクロスバイク「ホルガー」27インチ外装6段が38,280円となっています。DCMのオンライン販売は多くの商品が店舗受取限定となっており、地域によって取り扱い可能な商品が異なる点に注意が必要です。
コメリとDCMは軽快車の入門価格帯が16,800〜18,480円程度、カインズとナフコは19,800円前後という傾向があります。クロスバイクは各チェーンともに24,800〜27,280円前後で揃えています。
ホームセンターで安い自転車を選ぶポイントまとめ
この記事のまとめです。
- ホームセンターの自転車はノーブランドで機能を絞った「生活用品」として価格が抑えられている
- 変速なしのシングルスピードは1万円以下が目安、変速付き軽快車は1万〜1万5,000円程度から
- コメリは武田産業の軽快車プレジャーが税込16,800円、1万円以上で無料配達サービスあり
- カインズは3,340件超の品揃えで、補償サービス・修理サービス・金利ゼロキャンペーンなどサポートが充実
- ナフコは950件の取り扱いで5,000円以上または店舗受取で送料無料
- DCMは店舗受取限定の商品が多く、地域によって購入できる商品が異なる
- クロスバイクは各チェーンとも24,800〜27,280円前後が多い
- BAAシールは安全確約ではなくおまもりに過ぎないとの指摘があり、シールだけで判断しない
- 購入時は現物を見て・揺らして・持ち上げて・叩いて・押してセルフチェックすることが推奨されている
- フレームの溶接・ネジの質・ボルトの締め付け・備品の状態が品質チェックの主なポイント
- フロントタイヤチューブ交換は1,000〜1,500円、リアは構造上の複雑さから1,500〜2,000円が目安
- リアホイールの着脱は複数のステーやブレーキが絡み整備が難しい構造のため修理工賃も高め
- ホームセンターの自転車はカスタムや「いじる」行為には不向きな設計
- 消耗パーツ(タイヤ・チューブ・ケーブル・チェーン)は定期的な交換が必要
- フレームとホイールは日常使用ではそうそう壊れないが、消耗品は適切なメンテナンスが長持ちのコツ

